■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週ぶり反落、一時3万9000円台割れ
2.中国発AIに警戒感、日米株式市場はリスクオフ
3.エヌビディア急落、国内半導体・電線株も大幅安
4.ASML好決算で安心感、買い戻しの動き強まる
5.アドテストも好決算、他の半導体主力株も堅調
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比359円(0.9%)安の3万9572円と、2週ぶりに下落した。
今週は中国発のAIに対する警戒感がにわかに浮上した。週前半は日米株式市場で半導体関連株が急落しリスクオフムードが拡大。一方、週後半は半導体企業の好決算が明らかとなり、これを受けて買い戻しの動きが強まり全体相場はひとまず持ち直した。
週明け27日(月)の東京株式市場は下落。一部の主力値がさ株にリスク回避の売りが向かい、特に半導体製造装置や電線株への利益確定売り圧力が際立った。前週末の米国株市場で半導体セクターが軟調だったことに加え、中国の新興企業「ディープシーク」が低コストで高性能な新たなAIモデルを開発したと米メディアが報じ、AI向け最先端半導体に対するニーズが急減速するとの思惑が関連株への売りに反映された。28日(火)は大幅安。中国発AIに対する警戒感から前日の米株市場でエヌビディア
■来週のポイント
来週も決算発表を手がかりにした売買が活発になりそうだ。加えて今週の市場を襲った「ディープシーク・ショック」の影響を見極めることも重要になる。半導体株が買い直され一見落ち着いたようにも見えるが、今後のAI開発に与える影響が評価されるのはこれからである。
重要イベントとしては、国内では7日に発表される12月景気動向指数が注目される。海外では3日に発表される米国1月ISM製造業景気指数、5日に発表される米国1月ADP雇用統計、米国12月貿易収支、米国1月ISM非製造業景気指数、7日に発表される米国1月雇用統計、9日に発表される中国1月の消費者物価指数と生産者物価指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(1月27日~1月31日)
【↓】 1月27日(月)―― 続落、朝高も半導体関連株を中心に売り優勢
日経平均 39565.80( -366.18) 売買高17億9165万株 売買代金 4兆4651億円
【↓】 1月28日(火)―― 3日続落、米ハイテク株安でリスク回避の売り継続
日経平均 39016.87( -548.93) 売買高19億7696万株 売買代金 5兆0474億円
【↑】 1月29日(水)―― 4日ぶり反発、米ハイテク株高を受け買い優勢
日経平均 39414.78( +397.91) 売買高17億1644万株 売買代金 4兆5188億円
【↑】 1月30日(木)―― 続伸、朝安も半導体関連中心に切り返す
日経平均 39513.97( +99.19) 売買高17億5908万株 売買代金 4兆4964億円
【↑】 1月31日(金)―― 3日続伸、好決算銘柄を中心に買いが流入
日経平均 39572.49( +58.52) 売買高18億9969万株 売買代金 4兆6090億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、26業種が上昇
(2)上昇率トップは大和 <8601> など証券。2位に三菱UFJ <8306> など銀行と、金融株が大きく買われた
(3)三井不 <8801> など不動産、東急 <9005> など陸運、三越伊勢丹 <3099> など小売といった内需株も高い
(4)輸出株はトヨタ <7203> など自動車が上昇も東エレク <8035> など電機、ディスコ <6146> など機械は下落
(5)景気敏感株はまちまち。日本製鉄 <5401> など鉄鋼、商船三井 <9104> など海運は買われたがフジクラ <5803> など非鉄は値下がり率トップに売られた
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(2) 人工知能
2(5) データセンター
3(8) 生成AI ── アリババが最新モデルを発表するなど開発競争激化
4(3) 半導体
5(1) 仮想通貨
※カッコは前週の順位
株探ニュース
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