三機サービス、前期経常を一転24％減益に下方修正、配当も10円減額

　三機サービス <6044> [東証Ｓ] が7月6日大引け後(17:30)に業績・配当修正を発表。22年5月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円→2.2億円(前の期は2.9億円)に50.4％下方修正し、一転して23.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.9億円→1.7億円(前年同期は1.5億円)に57.1％減額し、増益率が2.5倍→8.2％増に縮小する計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→15円(前の期は15円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年７月15日に公表した連結業績予想は当時入手可能な情報に基づき作成しておりましたが、当社の省エネ提案のメインターゲットである病院につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の断続的な適用に伴い、現地調査を含む提案や着工の延期が発生しております。また、以前からの半導体や樹脂材料等の供給不足に加えて、世界情勢の不安定化の影響により、インバータやブレーカー等の納期がさらに遅延しており、当社の省エネ提案に対する需要は多くあるものの着工が延期されている状況でもあります。この状況の中、納期が比較的短期となる商材を主とした提案等の実施や人件費を含めた販売費及び一般管理費の見直しも図っておりますが、売上高および各利益が前回発表予想を下回る見込みとなりましたので、連結業績予想について修正いたします。

　当社は、利益配分につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。前述の通り、2022年５月期の通期業績予想につきましては大幅な減益修正とさせていただきますが、株主の皆様に対する安定した配当を継続するため、期末配当予想につきましては、前期実績と同額の１株当たり15円00銭とすることといたしました。今後とも継続安定的な企業価値の向上に向け、更なる経営努力を重ねてまいりますので、株主の皆様におかれましては、何卒ご理解の上、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なることがあります。