「バイオマス発電」が10位、大ガスが発電用植林に参入と報道で投資テーマに再浮上<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「バイオマス発電」が10位にランクインしている。
大阪ガス<9532.T>が「木質バイオマス発電の燃料向けに兵庫県で植林に乗り出す」と日本経済新聞が17日に報じたことをきっかけに、投資テーマとして再浮上している。また、16日に発生した地震で東京電力ホールディングス<9501.T>の火力発電所で一部が操業を停止し、東電HDのエリア内で厳しい電力需給が続いており、これも思惑としてあるようだ。バイオマス発電は木材などの資源を活用した発電方式であり、太陽光や風力発電と比べ安定して発電が行える電源として期待されている。
これまでも、脱炭素化や再生可能エネルギーが話題になると、木質バイオマス発電が注目されることはあった。原油価格高騰に加え、LNGを確保しにくい状況が当面続くとの見通しのなか、火力発電の新設・増設は困難との見方が広がっており、電力・ガス会社などがバイオマス発電関連への投資を拡大する可能性はある。また、発電燃料用のロシア産木材は輸入が当面難しいとの見通しを背景に国産材への注目度が増すことも考えられ、その関連株に物色の矛先が向かうことも見込まれる。
関連銘柄としては、バイオマス発電所や再生可能エネルギーを手がけるエフオン<9514.T>、イーレックス<9517.T>、レノバ<9519.T>、バイオマス発電所の建設やプラント事業を行うSDSホールディングス<1711.T>、タクマ<6013.T>が挙げられる。国内に森林を有する企業群としては、王子ホールディングス<3861.T>、日本製紙<3863.T>のような紙・パルプ各社が挙げられ、この2社はバイオマス発電に既に参入していることから、注目できそうだ。
出所:MINKABU PRESS
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