四半期毎の業績改善傾向から株価は保ち合い上放れに期待
時価総額:218億円
PER:11.20倍
PBR: 1.00倍
継手やバルブ等配管システムを手掛ける高圧継手の最大手。「くい込み継手」で国内トップシェアを有する。配管用継手、バルブ類の製造販売、配管工事配管システムを構成する部材等の設計、製造、請負および販売を行う。半導体・液晶製造装置向けのクリーンバルブと産業用油圧バルブも柱的な位置づけとなる。
業績面においては11/8に中間決算を発表、売上高・利益ともに2ケタ減収減益に落ち込み、期初計画に対し売上高を5.9%減収、経常利益を同17.6%減益に下方修正した。半導体業界のメーカー設備投資抑制の影響から受注が落ち込んだが、来期に向けての改善見込みから既に今期業績の悪化は株価に織り込み済みとみてよいだろう。
株価は夏場の落ち込みから回復基調で11月に戻り高値1594円をつけたが、その後は調整含みで決算待ちの状況とみられる。一般産業分野の機械業界はようやくボトムをつけてきたところとみられ、半導体向けと比して回復が遅れていると推測され、2/7に予定される3Q決算では製品ミックスでどこまで改善がみられるかが注目される。思いの外悪くない内容となれば、決算を機に株価上放れも期待できそうだ。