同社グループは、「三和グローバルビジョン2030 中期経営計画2027」を2025年度よりスタートし、気候変動やデジタル化で変化する社会のニーズに応える高機能開口部ソリューションのグローバルリーダーへ向けた基盤の強化・拡充に取り組んでいる。
日本での売上高は前年同期比1.7%増の1,326.57億円、セグメント利益は同15.1%増の143.91億円となった。日本では、コストアップに対応した売価転嫁の進捗とメンテ・サービス、環境対応製品のクイックセーバー等が好調で増収となった。
北米での売上高は同2.8%減の1,156.94億円(外貨ベースでは1.6%増)、セグメント利益は同5.8%減の184.59億円となった。北米では、市場動向と関税影響に対応した売価転嫁に注力するとともに拡販施策の推進、生産性改善等によるコスト削減に努めた。
欧州での売上高は同4.4%減の552.93億円(外貨ベースでは2.1%減)、セグメント利益は同6.8%増の9.09億円となった。欧州では、引き続き低調な市場環境と各種コストの上昇が影響し、厳しい状況が続いた。
アジアでの売上高は同14.8%減の58.49億円、セグメント損失は1.19億円(前年同期は1.41億円の利益)となった。アジアでは、台湾は堅調に推移したが、華東事業の市場が厳しい状況のなか、経営改善に向けた取り組みに注力した。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.3%減の6,540.00億円、営業利益が同0.6%増の810.00億円、経常利益が同1.6%減の827.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.8%増の580.00億円とする期初計画を据え置いている。
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