<動意株・6日>(大引け)=JFEコンテ、薬王堂HDなど
薬王堂ホールディングス<7679.T>=5日続伸。5日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算が、売上高835億7000万円(前年同期比10.2%増)、営業利益43億1800万円(同47.7%増)、純利益28億6300万円(同27.5%増)と大幅増益となり、営業利益が通期予想を上回って着地したことが好感されている。また、同時に発表した20年12月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比4.8%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことも好材料視されている。客数は同2.7%減となったものの、客単価が同7.7%増と上昇した。
千代田化工建設<6366.T>=大幅反発。同社は5日、パプアニューギニアの国営石油会社クムール・ペトロリアム・ホールディングス社から、浮体式LNG貯蔵再ガス化発電(FSRP)設備の基本設計業務を受注したと発表しており、これが好感されている。同施設は、同国モロべ州の州都であるラエ市近郊で計画されている施設で、75メガワット規模の発電設備を搭載する予定。協力会社であるノルウェーのモス・マリタイム社並びに日本郵船<9101.T>との共同で設計業務を行うとしている。
ダイセキ<9793.T>=大幅高で3日続伸。5日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を490億円から500億円(前期比7.5%減)へ、営業利益を84億9000万円から95億円(同12.5%減)へ上方修正しており、これが好感されている。主力の産業廃棄物処理業で処理受託量が8月を底に回復傾向を示したほか、営業活動の再開によって得意とするコンサルティング事業などを含めた案件の獲得が可能となり、採算は改善傾向にあることが主因としている。更に、鉛価格の上昇を背景に鉛再精錬事業が堅調に推移していることも寄与する見通し。
JMC<5704.T>=大幅高。同社は3Dプリンターによる作製と砂型鋳造により樹脂・電子部品を生産している。足もとの業績は低迷しているものの3Dプリンター関連の有力株として注目度は高い。そうしたなか、5日取引終了後、同社はEOSジャパン(横浜市)との協業で開始した「樹脂3DプリンターAMサービス」においてNTTデータ ザムテクノロジーズ社を加え、品質管理体制を強化し市場開拓を加速させることを発表、これを材料視する形で投資資金が集中した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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