
当社は、本日開催の取締役会において、当社初となる無担保社債(グリーンボンド)を発行することを決定いたしましたので、下記の通りお知らせ致します。
1. 背景と目的
フジクラグループは、1885 年の創業以来、情報通信、エレクトロニクス、自動車、エネルギー等 様々な分野において、新しいことに挑戦する「進取の精神」と高度な技術を探求する「技術のフジク ラ」をDNAに、顧客の価値創造と社会の発展に貢献してまいりました。
気候変動や資源の枯渇等、様々な社会課題が地球規模で拡大する中、グローバルにビジネスを展開する企業の責任として、当社は自社の成長だけでなく、持続可能な社会の実現にも貢献することを目指した「サステナビリティ経営」を推進しており、気候変動への対応では、2016年に「環境長期ビジョン 2050」を制定し、環境負荷の最小化に向けた4つのチャレンジに取り組んでいます。
チャレンジの 1つ「2050年に工場からのCO2排出量ゼロ」については、その達成に向けたCO2排出 量削減に向けてのロードマップを設定しており、省エネルギーや再生可能エネルギーの導入、環境証書などの環境価値の購入等の具体的な施策を推進しています。
本グリーンボンドの発行により調達した資金は、当社初のカーボンニュートラル工場と位置付けている、佐倉事業所の間欠接着型光ファイバ心線Spider Web Ribbon(R)(SWR(R))新工場※の建設や、当社 が所有・管理する複合施設「深川ギャザリア」の省エネ対策に充当する予定です。
当社は、今後も環境に配慮した事業活動を行い、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※ Spider Web Ribbon(R)(SWR(R))は、複数の光ファイバ心線を長手方向に間隔を空けて(間欠)接着した当社独自のテープ心線。
柔軟性に富んでいるため、ケーブル内の高密度実装が可能であり、光ファイバケーブルの細径化、高密度化が可能となる。
2. 本グリーンボンドの概要

※ストラクチャリング・エージェント
グリーンボンド・フレームワークの策定及び第三者評価取得の助言等を通じて、グリーンボンドの 発行支援を行う者。
当社は本グリーンボンドの発行にあたり、グリーンボンド原則2021(ICMA)、環境省グリーンボン ドガイドライン2024年版に準拠したグリーンボンド・フレームワークを策定しており、セカンドオピ ニオンをR&Iより取得しています。
⚫ フジクラ グリーンボンド・フレームワーク
https://www.fujikura.co.jp/resource/pdf/Green_Bond_Framework_2025.pdf
⚫ R&I によるセカンドオピニオン
https://www.r-i.co.jp/rating/esg/greenfinance/index.html
(ご参考) フジクラグループ環境長期ビジョン2050
https://www.fujikura.co.jp/esg/environmental/index.html
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