に3日続伸。リスク回避の動きが先行し、日経平均は432.81円安の26796.67円からスタート。一方、クレディ・スイスが中央銀行から500億フラン借り入れるとの報道も手伝い、買い戻しが入ると一時は27000円を回復。ただ、戻り待ちの売りに抑えられたほか、今晩の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果を見極めたいとの思惑もあり、その後は27000円を挟んだもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比218.87円安の27010.61円となった。東証プライム市場の売買高は16億5488万株、売買代金は3兆5489億円だった。セクターでは鉄鋼、保険、鉱業が下落率上位となった。一方、情報・通信のみが上昇となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の86%、対して値上がり銘柄は12%だった。
個別では、三井住友<8316>、みずほFG<8411>の銀行、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>の保険が急落。景気後退懸念や資源価格の下落を背景に日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>の鉄鋼、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業、住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>の非鉄金属、三井物産<8031>、丸紅<8002>の商社などが軒並み大幅安。業績予想を下方修正したアーレスティ<5852>、今期見通しが嫌気されたトリケミカル<4369>、堅調決算も出尽くし感につながったギフトHD<9279>が急落した。
一方、米長期金利の低下を支援要因にレーザーテック<6920>、東エレク<8035>の半導体、村田製<6981>、キーエンス<6861>のハイテクが堅調。マネーフォワード<3994>、ラクス<3923>、SHIFT<3697>などのグロース(成長)株は大幅高。業績予想を上方修正したキャリアリンク<6070>、ニーズウェル<3992>、今期大幅増益見通しが好感されたTOKYOBASE<3415>などが大幅に上昇し、パーク24<4666>は第1四半期好決算を手掛かりに買われた。
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