日鋳鉄管が１９年３月期業績予想を赤字幅拡大に下方修正

　日本鋳鉄管<5612.T>がこの日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を１３３億円から１２８億円（前期比１．４％減）へ、営業損益を２０００万円の赤字から７億５０００万円の赤字（前期６３００万円の黒字）へ、最終損益を５０００万円の赤字から４０億５０００万円の赤字（同３５００万円の赤字）へ下方修正した。

　主力の水道用鋳鉄管類の販売量が想定よりも減少したことで売上高が減少したことに加えて、鋼屑などの原材料価格高騰による売上原価の上昇や、競争激化による市況の軟化などが響いた。また、固定資産の減損損失の計上なども最終損益を悪化させた。なお、未定としていた期末一括配当は、無配（前期２円）にするとあわせて発表した。

　同時に発表した第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高１００億円（前年同期比３．５％減）、営業損益２億７９００万円の赤字（前年同期１億１４００万円の黒字）、最終損益３８億１９００万円の赤字（同４７００万円の黒字）だった。

出所：minkabuPRESS