主力製品好調も製造コスト嵩む
2月8日の決算、17年12月期の連結経常利益は前期比5.7倍の92.3億円に拡大した。18年12月期は前期比56.7%減の40億円に大きく落ち込む見通しとなった。
主たる需要先である鉄鋼業界は、建設関連や自動車・産業機械等の製造業向けの需要が旺盛であったことにより好調に推移。その中でも合金鉄の製品市況が好調に推移したことが寄与。
次期については、主力製品であるマンガン系合金鉄や電池材料の販売数量の増加により増収となるものの、製造コストの上昇等により減益となると予想している。
チャート面では急落後、三角保ち合いで推移する。依然として自律反発には至っておらず、前日は5日線を下回って引けていることから、しばらくは下値を模索する展開を想定する。
業種:鉄鋼
時価総額:556.1億円
PER:11.11倍
PBR:0.78倍