中部鋼鈑は続落、１５年３月期利益予想を引き上げ増配も上値重い

　中部鋼鈑＜5461.NG＞は続落。１１日取引終了後、１５年３月期の利益予想を引き上げ、増配を発表したことを受け、買い先行でスタートしたが、小高く寄り付いた後はマイナスに転じている。１月２９日に戻り高値５５３円をつけて以降、上値の重い展開が続いており、押し目買いに信用買い残が積み上がっていることも買いを手控えさせている。
　１５年３月期の連結業績について、売上高は４４５億円から４２７億円（前期比４．５％減）へ減額したが、営業利益を１９億円から２２億円（同２．４倍）、最終利益１２億円を１４億円（同３．６倍）へ増額するなど利益予想を引き上げた。
　第４四半期の鉄スクラップ購入価格が予想を大きく下回って推移したことから、利益が前回発表予想を上回る。利益上振れに伴い、未定としていた期末配当を６円とし、年間配当を１０円へ前期の６円から４円増配する。

中部鋼鈑の株価は１１時２６分現在５１０円（▼４円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）