中部鋼鈑が下落、今３月期通期営業損失幅が拡大へ

　中部鋼鈑<5461.NG>はきょうの午後２時３０分に発表した第３四半期決算が赤字に陥り、今３月期予想を大幅に下方修正したことを受け下落している。第３四半期は前年同期比２４％の大幅減収で、連結営業損益が前年同期の１６億８６００万円の黒字から６億３５００万円の赤字に転落、今３月期通期は前回予想の売上高３６２億円から３４７億円、営業損失２億円を１０億円へ損失幅が拡大する。主力の厚板は建築向けに増加しているが製造業向けが低迷、需給ギャップにより販売価格が低下しているうえ、原料の鉄スクラップ価格上昇が収益を圧迫している。

中部鋼鈑の株価（大引け）は３５５円（▼１４円）。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）