鉄鋼関連事業の売上高は前年同期比83.64億円減の650.20億円、セグメント利益(営業利益)は同17.81億円減の100.19億円となった。主要製品である厚板の需要が落ち込んだことおよび第2四半期の大型設備工事に伴う操業休止により、販売数量が減少し、販売価格も下期にかけてやや下落した。コストについては、減産の影響等はあったものの、鉄スクラップをはじめとする原材料・諸資材価格が前期を下回ったことによりやや低減した。
レンタル事業の売上高は同0.11億円増の6.85億円、諸コストの上昇により、セグメント利益(営業利益)は同0.05億円減の0.63億円となった。広告看板の受注が減少した一方、厨房用グリスフィルターのレンタル枚数は順調に増加した。
物流事業の売上高は同0.32億円増の5.72億円、セグメント利益(営業利益) は同0.36億円増の2.08億円となった。需要先の生産活動が回復し危険物倉庫の取扱量が増加したことから、増収増益となった。
エンジニアリング事業の売上高は同2.13億円減の15.06億円、セグメント利益(営業利益) は同0.87億円減の0.59億円となった。金属加工の受注が減少したことにより、減収減益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.3%増の680.00億円、営業利益が同8.9%減の95.00億円、経常利益が同11.0%減の91.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.5%減の61.00億円を見込んでいる。
また同日、2024年3月期の期末配当金について、当期業績の状況を勘案し、直近の配当予想から5.00円増配の1株当たり61.00円の普通配当とすることを発表した。これにより、中間配当30.00円と合わせた当期の年間配当金は1株当たり91.00円となる。
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