ニッカトー、今期経常を6％上方修正

　ニッカトー <5367> が2月4日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の11億円→11.7億円(前期は10.7億円)に6.4％上方修正し、増益率が2.3％増→8.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の4.4億円→5.1億円(前年同期は5.9億円)に15.9％増額し、減益率が26.4％減→14.7％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　主力のセラミックス事業はＩｏＴや自動車の電装化に伴い、活況な電子部品業界の需要拡大を受け、工場稼働率の高稼働に加え合理化・生産性の向上に努めました結果、売上高、利益面でも順調に推移しており、またエンジニアリング事業につきましても受注・販売に注力した結果、売上高が増加し損益面での改善を見込んでおります。その結果、売上高は当初予想比5.0％増の10,500百万円、営業利益7.5％増の1,150百万円、経常利益6.4％増の1,170百万円に業績予想を修正いたしました。なお、現在偶発債務に記載しております、2014年以前の開発当初段階に納入いたしましたＳＮＴ-07ボールの一部に発生している不具合について、製品回収損失引当の見積を検討しておりますので、当期純利益の業績予想は据え置いております。見積の算出が完了した時点で改めて業績予想の見直しを行います。（注）本資料に記載している業績予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確実な要素を含んでおります。実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。