上値追いの展開にモメンタム投資家が本領発揮
時価総額:162億円
PER:8.09倍
PBR:1.24倍
品川リフラクトリーズ傘下で、耐火断熱れんがとセラミックファイバー、多孔質セラミック等を製造する。低発塵性でかつ低熱伝導率を実現した同社の断熱材は1400℃にのぼる高温にも対応し、主に工業炉等の別処理設備で用いられる。また、海洋汚染問題が深刻化する中、同社は水域に流出した油分を吸着して汚染を防止する油吸着マットなども製造。
業績面においては11/6に中間決算を発表しており、前期比および期初計画比では減収増益での着地となった。減収要因としては自動車・半導体関連向けのセラミックファイバー製品の下振れ影響だが、下期以降においては次第に改善に向かうことが見込まれる。また、高機能セラミックスや建築用不燃材料などの数量が伸びており、今後はむしろ通期業績の上方修正も期待される。
株価は昨年以来の下落トレンドから急ピッチで戻りを試しており、水準訂正から一段高する動きとなっている。週足ベースでは一目均衡表が三役好転して上値追いに万全の態勢が整ったかたちで、非常に強いモメンタムが投資資金を呼び込んでいる。