＜注目銘柄＞＝ＭＡＲＵＷＡ、半導体製造装置向け部品が堅調推移

　ＭＡＲＵＷＡ<5344.T>の１７年３月期第１四半期（４～６月）連結営業利益は、１１億１００万円（前年同期比６９．０％増）と大幅増益を達成し、９月中間期予想の営業利益１６億円に対する進捗率は６８．８％に達している。

　セラミック部品分野の差別化製品である省エネ・環境対応関連や、半導体製造装置向けの高純度・高精細度石英ガラス部品などが堅調に推移している。また、これまで取り組んできた道路・街路灯など照明機器分野での収益性を重視した受注活動の取り組みや費用の削減効果が奏功し、セグメント損失が大幅に改善されていることも寄与している。

　株価は８月２日に３９１５円の年初来高値をつけて以降調整トレンドとなり、８月中旬からは３６００円を挟んでの値固め推移となっている。ＰＥＲは１５倍台と割高感はなく、値固め完了後に上昇軌道復帰の可能性が高そうだ。（朱）

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）