＜後場の注目銘柄＞＝有沢製、電子材料が好調に推移

　有沢製作所<5208.T>は、ＦＰＣ（フレキシブルプリント配線板）向け材料を中心とする電子材料が好調な推移をみせている。８月５日に、通期営業利益予想１４億５０００万円を１６億円に上方修正したが、第２四半期も順調な拡大が続いていると見られ、再上方修正の可能性が浮上している。

　同社の電子材料は、主にＦＰＣ向けの絶縁樹脂を含浸させた基材に銅箔を貼り合せたものや、表面保護フィルムや、絶縁基材に接着剤を塗布したものを手掛けている。中国ローカルスマートフォンメーカー向けを中心に拡大が見込まれる。

　株価は７００円水準まで下押したことで、８月にもみ合った下値抵抗ラインに到達。反転上昇の可能性が濃厚だ。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）