アップコン、施工と研究開発の両輪で新市場を創造、「名古屋スマート工場EXPO」初出展等、認知度向上に向けた活動に注力
01. 事業の概要 【事業紹介】
松藤展和氏:アップコン株式会社代表取締役社長の松藤展和です。2024年1月期第3四半期の決算についてご説明します。
当社は、工場・倉庫・店舗や、一般の住宅などの建物において、地盤の不同沈下を原因として生じたコンクリート床の沈下・傾き・段差・空隙を完全ノンフロンのウレタン樹脂、および小型機械を用いた独自の「アップコン工法」によって修正する施工を主力事業として展開しております。
また、新たな事業展開推進のため、多数のプロジェクトを進行させ、硬質発泡ウレタン樹脂の新規応用分野への研究開発に取り組むことで、自ら市場を創りながら事業を開拓していくサイクルを目指す研究開発型企業を目指しています。
02. 第3四半期決算概要 【通期計画に対する進捗率】
当第3四半期累計期間の経営成績についてご説明します。売上高は前年同期比8.0パーセント減の6億2,914万6,000円、営業利益は前年同期比71.0パーセント減の4,308万7,000円、経常利益は前年同期比71.0パーセント減の4,524万2,000円、当期純利益は前年同期比66.7パーセント減の3,509万5,000円となりました。
第3四半期累計期間の営業利益、経常利益及び四半期純利益は前年同期累計実績を下回る結果となりました。第4四半期に向けて巻き返しを図っていきます。
02. 第3四半期決算概要 【前年同期⽐】
第3四半期の前年同期比についてご説明します。第3四半期にあたる8月から10月は、前年同期比で売上高38.2パーセント減、営業利益138.1パーセント減、経常利益136.8パーセント減、当期純利益131.8パーセント減となりました。
毎期になりますが、当社の閑散期は9月・10月・11月になります。前年との差額の大きな要因は公共事業による受注が減少したことです。約8,000万円強の公共事業案件が延期となりましたが失注ではないため、今後の受注獲得に努めていきます。今期の計画値からは公共事業は増となっています。
02. 第3四半期決算概要 【売上⾼‧経常利益の推移】
売上高・経常利益の推移についてご説明します。今期の通期計画との比較では、売上高は計画と比較すると4,250万円減となっています。経常利益に関しては、原価管理の徹底および販売管理費の削減などで第4四半期に向けて押し上げていきます。
02. 第3四半期決算概要 【セグメント別(⺠間事業‧公共事業)売上推移】
セグメント別での売上高の進捗についてご説明します。民間事業は通期計画から約5,096万1,000円減、公共事業は約846万2,000円増となりました。
02. 第3四半期決算概要 【貸借対照表】
当第3四半期会計期間末における資産合計は、12億9,484万4,000円となり、前事業年度末に比べ9,801万1,000円減少しました。
当第3四半期会計期間末における純資産合計は、12億5,492万3,000円となり、前事業年度末に比べ2,402万3,000円増加しました。これは主に四半期純利益の増加3,509万5,000円、株主配当金の支払による減少2,099万1,000円等によるものです。
03. 第3四半期トピックス 【英語版ウェブサイトオープン】
第3四半期における、アップコンの施工以外での活動状況をご説明します。2023年9月にアップコンの英語版Webサイトをオープンしました。
また、アップコンの「YouTubeチャンネル」で公開している動画「アップコン工法紹介動画(工場・倉庫編)」についても英語字幕が付きました。
03. 第3四半期トピックス 【ベトナムで⼯法プレゼンを実施】
JCCH(ホーチミン日本商工会議所)にて、アップコン工法のプレゼンを実施しました。8月はバリアブンタウ部会にて、9月は運輸・建設合同部会で「操業を止めない土間沈下修正工法のご紹介」としてアップコン工法のご紹介をしました。今後もベトナムを中心に海外に向けて当社工法の認知度向上を図っていきます。
03. 第3四半期トピックス 【調査無料キャンペーンを実施】
2023年9月1日(金)から2023年10月31日(火)の2ヶ月間、先着30社限定で現地調査(床レベル測量・空隙や空洞の調査・振動)を無料で行う「秋の調査無料キャンペーン」を実施しました。9月時点で申し込みが30社を越えたため、急遽枠を拡大して対応しました。
03. 第3四半期トピックス 【テラリウム体験ワークショップを開催】
アップコンがオフィシャルサポーターとして協賛しているカワスイ(川崎水族館)にて、当社が開発したテラリウム用の新素材「テラタン」を使ったテラリウム体験ワークショップを開催しました。
テラタンは「緑に触れる人を一人でも増やす」ことを目標にアップコンが新開発したテラリウム用のウレタン素材です。
特長としては加工に最適な硬さになっているため、加工が簡単、かつ植物を植え付けることで植物を根付かせることもでき、根腐れしにくいため植物を長く楽しむことができます。
ワークショップを通じて、たくさんの方にテラタンを使ったテラリウムの作品を作っていただきました。
03. 第3四半期トピックス 【展⽰会出展情報】
展示会の出展状況をご報告します。10月にポートメッセなごやで開催された「第6回名古屋スマート工場EXPO」、燕三条地場産業振興センターで開催された「燕三条ものづくりメッセ2023」に出展しました。
展示会では実際にウレタン樹脂を使ったデモンストレーションを行い、ウレタンの発泡圧力により段差が修正されていく様子をご覧いただきました。今後も積極的な展示会への出展を通じ、アップコン工法を直接ご覧いただける機会を増やしていきます。
03. 第3四半期トピックス 【積極的なIR活動を推進】
第3四半期のIR活動としては、2023年9月8日(金)・9日(土)に名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)にて開催された「名証IR EXPO2023」に初出展しました。2日間の総来場者数は約8,500名に上り、当社ブースにも多くの方々にお越しいただきました。当社ブース内で開催したミニ説明会・ブースツアーでは、おかげさまで各回満席となり盛況のうちに終えることができました。
今後も積極的に活動機会を増やし、アップコン株式会社をアピールしていきます。
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