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2023/06/01 - アップコン(5075) の関連ニュース。 会社概要松藤展和氏:アップコン株式会社代表取締役社長の松藤展和でございます。事業計画及び成長可能性に関する事項についてご説明させていただきます。当社は2003年6月に神奈川県川崎市高津区にて

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アップコン、ウレタン樹脂を使ったアップコン工法で事業拡大 民間・公共の需要を捉え、売上高10億円を目指す

投稿:2023/06/01 09:00

会社概要

松藤展和氏:アップコン株式会社代表取締役社長の松藤展和でございます。事業計画及び成長可能性に関する事項についてご説明させていただきます。

当社は2003年6月に神奈川県川崎市高津区にて創業しました。今年で創業20周年を迎えます。事業所は札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡に連絡事務所を設置しています。従業員の配置はありません。

昨年2022年12月26日に名古屋証券取引所ネクスト市場へ上場しました。 従業員数は45名で、資本金は2023年4月現在7,000万円です。 ウレタンを使用した沈下修正事業及び研究開発を行っています。

特許保有件数は国内特許が9件、海外特許が7件で、2023年5月に海外特許1件を取得予定です。

基本理念/経営方針

基本理念は「健康第一 安全第一 家庭第一」を掲げています。経営方針として、スピードと環境を重視した経営を行い、社会貢献度の高い研究・開発型企業となることを目指しています。

事業紹介

事業概要です。アップコン株式会社はウレタン樹脂を使用した沈下修正の施工、及び研究開発で事業展開しています。

当社は、工場・倉庫・店舗や、一般の住宅などの建物において、地盤の不同沈下を原因として生じたコンクリート床の沈下・傾き・段差・空隙を完全ノンフロンのウレタン樹脂、及び小型機械を用いた独自の「アップコン工法」によって修正する施工を主力事業として展開しています。

また、新たな事業展開推進のため、多数のプロジェクトを進行させ、硬質発泡ウレタン樹脂の新規応用分野への研究開発に取り組むことで、自ら市場を創りながら事業を開拓していくサイクルを展開する研究開発型企業です。

事業紹介 アップコン工法とは

アップコン工法とは、沈下・段差・傾き・空隙などが生じた既設コンクリート床に、1メートル間隔で直径16ミリメートルの小さな穴を開け、ウレタン樹脂を注入します。ウレタン樹脂は、短時間で発泡し、その圧力でコンクリート床を床下から押し上げて傾きや段差などを修正します。ウレタン樹脂の注入は、既設コンクリート床の高さを計測機器で常時ミリ単位で監視しながら行い、樹脂の最終強度は約60分で発現します。床下に空隙が発生している場合、同じ方法でウレタン樹脂を注入し、ウレタン自らが発泡する特性によって、狭い隙間でも入り込み空隙を充填することが可能です。

事業紹介 沈下修正セグメント

当社の事業は沈下修正事業の単一セグメントになります。施工は民間工事と公共工事に分けてご説明します。

民間事業では、アップコン工法により、工場・倉庫・店舗・住宅・事務所など、日本全国及び海外(ベトナム)で沈下修正工事を行っています。

公共事業では、コンクリート舗装版補修工法・農業用水路トンネル機能回復加圧式ウレタン充填工法(FRT工法)により、道路(高速及び一般道)・空港・港湾・農業用水路トンネル・学校・自衛隊及び防衛施設など、日本全国の沈下修正及び空隙充填工事を行っています。

市場環境 市場規模(民間事業・公共事業)

当社の市場規模についてです。住宅においては、年間約3億円の市場規模に対し、当社は約10パーセントのシェア売上高となっています。今後は年間1億円、30パーセントのシェア売上高を目指していきます。

工場・倉庫・店舗は現在410億円の市場規模と想定(現時点で沈下修正が必要と思われる市場規模)しており、当社の年間シェア売上高は3億円から5億円です。

公共事業は、特に道路・農業用水路トンネルの需要が今後も見込まれ、シェア売上高が伸びています。名古屋証券取引所ネクスト市場上場を機に認知度・知名度を向上させ、シェア売上高10億円以上を目標にしています。

市場環境 売上高・経常利益の推移

過去5期分の売上高推移です。売上高6億円をベースに徐々にシェアを拡大してきましたが、TOKYO PRO Market市場への上場を境に、ベース売上高が9億円を超えてきています。いままでは大口受注案件が入り売上高9億円を達成していましたが、前期は大口受注案件がなくても売上高9億円を達成しました。これに大口受注案件が入ると、年間売上高が10億円以上となります。

1.短工期

優位性についてです。アップコン工法は、従来のコンクリート打ち替え工法に比べ工期が10分の1と短工期です。

優位性 1.短工期/2.操業を止めない

アップコンのウレタン樹脂を使用した施工は、既設のコンクリート床の取壊しや養生期間を必要としないため、従来工法と比較し大幅な工期の削減を実現します。

また、既設コンクリート床の取り壊しをせず修正するため、機械、ラック、荷物の移動が不要となり、操業を止めずに短時間施工が可能です。操業を止めず、短工期で修正することでトータルコストの削減に貢献します。

優位性 3.高い技術力/4.施工がコンパクト

当社では、徹底した教育を受け、経験を積んだ自社技術スタッフが責任を持って施工しており、精度の高い仕上がりでお客さまのお悩みを解決します。

施工については、アップコンは資機材一式を搭載した施工プラント車で全国へ伺います。建物の出入り口付近に施工プラント車を配置し施工を行うため、大型プラントの設置、撤去が不要です。

優位性 環境にやさしい工法

環境にやさしい工法についてです。従来工法と比較して工事に必要な材料調達から施工過程、工事終了後の産廃リサイクル等までのライフサイクルCO2排出量を90.2パーセント削減(※)できます。

※施工条件:面積1,000平方メートル、コンクリートスラブ厚150ミリメートル、最大沈下マイナス70ミリメートル(環境専門コンサルティング算出)

また、アップコン工法で使用する硬質発泡ウレタン樹脂は、国内の製造メーカーと共同開発したフロン・代替フロンを発生しない完全ノンフロンのウレタンです。成形後、水や海水、土中に含まれる他の物質に対して溶融しないため、土壌汚染を起こさず環境に安全な材料です。

成長戦略

成長戦略についてです。軟弱地盤地帯に建物が集中しており、プラントの拠点地としての候補地が豊富です。日本四大工業地帯を中心に知名度を向上させ、中でも東海・中部地方のシェア拡大を目指します。

研究開発プロジェクトでは、ウレタンを使用した研究開発を行い、市場を創出していきます。現在5つのプロジェクトが進行中です。研究開発から事業化へ成功した例は、農業用水路トンネル機能回復加圧式ウレタン充填法(FRT工法)です。

グローバル展開として、2019年12月にベトナム国の建設会社とアップコン工法によるノウハウライセンス契約書を締結しました。今後の展開としては、施工指導及び材料・資材面での協力を行い、ベトナム国でのアップコン工法を使用した施工を拡大させていきます。

配信元: ログミーファイナンス

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