売られ過ぎ水準の脱出で戻り歩調を辿る
今期業績は10-12月の1Qが増収減益と海外売上の為替差益減少で厳しい立ち上がりとなったものの、売上拡大と膨らんだ販管費の抑え込みで徐々に持ち直すとみられる。昨年子会社化した米国のFLAVOR INGREDIENT HOLDINGSの売上が寄与する一方で、利益面は会計処理が一巡するにしたがい貢献度合いを強めてくるものと考える。
株価は2月の市場暴落の折、2/8の決算発表が投資家の嫌気売りを誘い、需給面が悪化。2000円を割り込む水準まで売られたものの、足元では回復の足取りを強める。株価バリュエーションはPER20倍台、PBR1倍台前半で割高感は薄い。今上期は苦戦が予想される一方で、株価における需給面は改善がみられているため目先は戻りを試す展開が予想される。
業種:化学
時価総額:912.7億円
PER:21.22倍
PBR:1.03倍
11:30追記 前場の上昇で75日線も上抜け、5日線と75日線のゴールデンクロスも間近にせまる。本日は続伸を想定。