大幅続伸。発行済み株式数の1.99%に当たる50万株、3億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は9月24日から25年1月31日まで。成長投資と株主還元の両立を図り、株主への一層の利益還元を遂行できるようにすることを取得目的としている。9月13日に24年7月期決算を発表し、その後株価は急落していた中で、格好のリバウンドへの手掛かり材料とされる形に。
さくら<3778>:4410円(+270円)
大幅反発。先週末に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の8億円から11億円に、通期では20億円から26億円、前期比2.9倍にそれぞれ引き上げ。GPU クラウドサービス売上の上振れに加えて、クラウドサービスやグループ会社売上なども好調に推移しているもよう。第1四半期の進捗度合から見て、上方修正にはポジティブなインパクトが先行しているようだ。
セレス<3696>:1623円 カ -
ストップ高買い気配。24年12月期末より株主優待制度を実施すると先週末に発表している。100株以上の株主に対して、10000円相当の暗号資産を贈呈するとしている。贈呈する暗号資産の銘柄などは別途伝えるとしている。年間20円配当と合わせた株主の実質利回りは9月19日時点で9.2%となるようだ。暗号資産取引所口座を開設する必要はある
が、高い利回り水準を妙味と捉える動きが優勢に。
神戸物産<3038>:4406円(-278円)
大幅反落。先週末に8月の月次動向を発表している。経常損益は48.9億円の赤字となり、前月の30.2億円に続く大幅な赤字計上をネガティブ視する動きが優勢となっているようだ。一時円安に進んでいた中で取り組んだ為替予約において、8月末にかけ円高に振れたため営業外で時価評価損を計上しているもよう。なお、営業利益段階では増益を確保、円高の進行も仕入価格低下につながり、今後の営業利益の押し上げ要因となる見込みではある。
島精機<6222>:1214円(-124円)
大幅反落。先週末に上半期業績予想の下方修正を発表している。営業損益は従来予想の5億円の黒字から21億円の赤字に減額、前年同期は3.7億円の黒字であった。主力の中国市場やイタリア市場で設備投資減退が継続していること、反政府デモの影響からバングラデシュでの大口受注が先送り見通しにあることなどが背景。通期予想は現段階では据え置きとしている。なお、年間配当金も従来計画の20円から15円に引き下げ。
フォーシーズ<3726>:509円(0円)
もみ合い。ネットプライスと取扱い商品の拡販を目的として事業提携したと発表した。同社とネットプライスは相互が保有する顧客へ商品を販売、あわせてネットプライスが運営する「OTAMESHI」などのECサイトにて同社商品を案内し売上の拡大を目指す。ネットプライスは、会員数310万人、アクティブユーザー会員数60万人を誇るユーザーデータベースを活用したECプラットフォームにて、美容、雑貨、ファッション等幅広いジャンルの商品を取扱っている。ただ、株価に対する影響は限定的となっている。
キッズスマイル<7084>:781円(+11円)
反発。20日の取引終了後に25年3月期の通期業績予想を上方修正したことを発表した。経常損益を従来予想の1.3億円の赤字から0.6億円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとしている。産後ケア事業の開始時期が遅れることで、産後ケア施設の開業に伴う初期費用の計上が今期から来期となることや、認可保育事業・プレミアム教育事業において在園児数が計画を上回って推移していることから、当初計画より増益の見込みとなった。
QPS研究所<5595>:1554円(+88円)
急反発。20日の取引終了後に24年8月17日に打上げられた小型SAR衛星QPS-SAR8号機によって取得した初画像(ファーストライト)を公開し、好材料視されている。公開した画像は、通常モード(ストリップマップ)及び販売に供する高精細モード(スポットライト)による初画像で、今回の初画像取得成功によって8号機は、販売に供する画像を問題なく取得できることが確認された。
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