■マクビープラ <7095> 16,700円 (+3,000円、+21.9%) ストップ高
Macbee Planet <7095> [東証G]がストップ高。14日の取引終了後、24年4月期の連結業績予想について、売上高を350億円から370億円(前期比88.9%増)へ、営業利益を28億5000万円から37億円(同71.1%増)へ、純利益を18億円から24億円(同53.1%増)へ上方修正したことが好感された。子会社MAVEL(旧Macbee Planet準備会社及び子会社Alpha)の主要取引先である金融業界とウェルネス業界の顧客からの売上高が堅調に推移したことに加えて、マクビープラグループのテクノロジーを提供することによるシナジーで、前期に連結化した子会社All Ads(旧ネットマーケティング)の売り上げが大きく成長したことが寄与した。なお、同時に発表した第2四半期累計(5-10月)決算は、売上高191億1500万円(前年同期比2.2倍)、営業利益20億1000万円(同2.2倍)、純利益13億4900万円(同2.2倍)だった。
■笑美面 <9237> 1,777円 (+300円、+20.3%) ストップ高
笑美面 <9237> [東証G]がストップ高。同社はシニアホームの紹介サービスを手掛ける。14日の取引終了後、23年10月期の単体決算発表にあわせ、24年10月期の業績予想を開示。今期の営業収益は前期比61.1%増の13億1100万円、経常利益は同79.5%増の1億7500万円と大幅な増収増益を計画しており、評価されたようだ。シニアホームの増設の潮流を背景に、紹介事業者のニーズは順調に拡大すると予想。積極的に採用を進めてきたコーディネーターの本格稼働と生産性の改善も見込む。23年10月期の営業収益は前の期比33.6%増の8億1400万円、経常利益は同4.2倍の9700万円だった。
■デリバリコン <9240> 474円 (+80円、+20.3%) ストップ高
デリバリーコンサルティング <9240> [東証G]がストップ高。14日の取引終了後に発表した第1四半期(8-10月)連結決算が、売上高6億7400万円(前年同期比32.7%増)、営業利益7900万円(同4.6倍)、純利益5700万円(同10.9倍)と大幅増益となり、上期計画の営業利益100万円を上回って着地したことが好感された。クライアントのデジタルプラットフォーム構築のハブとなるDXパートナーとして、パートナーシップとマーケティングの強化を進めたことが、顧客基盤を拡大し受注を伸ばすことにつながった。なお、24年7月期通期業績予想は、売上高26億5200万円(前期比21.1%増)、営業利益1億3100万円(同2.5倍)、純利益9200万円(同3.2倍)の従来見通しを据え置いている。
■MSOL <7033> 3,090円 (+500円、+19.3%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。マネジメントソリューションズ <7033> [東証P]がストップ高。14日の取引終了後に23年10月期決算を発表。売上高が前の期比41.1%増の169億3100万円、営業利益が同3倍の22億700万円と従来予想(売上高166億円、営業利益19億円)から上振れして着地しており、これを好感した買いが集まった。年間配当も従来予想の2円から18円に大きく引き上げた。企業の旺盛なデジタル需要を背景に新規顧客の積極的な獲得をはじめ、人材の積極採用や教育体制の整備などに取り組んだ。変則決算となる今24年12月期の業績見通しは売上高250億円、営業利益35億円。配当予想は18円とした。
■ビルト工 <1971> 628円 (+100円、+18.9%) ストップ高
中央ビルト工業 <1971> [東証S]がストップ高。14日の取引終了後、旭化成 <3407> [東証P]傘下の旭化成ホームズがビルト工に対し、完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表。TOB価格を1株750円としており、これにサヤ寄せする格好となった。旭化成ホームズは現在、ビルト工株の3割強を所有している。買い付け予定数は158万1093株(下限79万7400株、上限設定なし)、買い付け期間は12月15日から2024年2月1日まで。TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は14日付で監理銘柄(確認中)に指定した。
■巴工業 <6309> 3,305円 (+504円、+18.0%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。巴工業 <6309> [東証P]がストップ高。同社は遠心分離機など化学機械メーカーで、化学工業製品の販売事業も手掛ける。化学工業製品は電気自動車(EV)用パワー半導体関連などを中心に好調なほか、化学機械は海外向け中心に売り上げを伸ばしている。14日取引終了後に発表した23年10月期業績は営業利益が前の期比23%増の40億4800万円と大幅な伸びを続けたほか、24年10月期は伸び率こそ鈍化するものの、前期比3%増の41億8000万円予想と利益成長を維持し、4期連続の過去最高更新となる見通し。また、好業績を背景に株主還元にも前向きに取り組み、前期年間配当を従来計画に30円増額した110円(前々期実績は53円)とし、今期はそこから更に10円増配となる120円を計画している。配当利回りは3.7%と高く、水準訂正を見込んだ短期資金の攻勢が活発化した。
■サンバイオ <4592> 556円 (+80円、+16.8%) ストップ高
サンバイオ <4592> [東証G]がストップ高。14日の取引終了後、外傷性脳損傷を対象とする治療薬として製造販売承認の取得に向けた審査を受けている「SB623」に関し、承認取得目標時期を2024年3月に修正すると発表した。これまでは24年1月期中の承認取得を目指すとしていたが、市場では今期中の承認取得は困難とみる向きもあったようだ。収量に関する課題については解決し、審査は進捗しているとしており、承認取得を期待した買いが集まったようだ。あわせて発表した24年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結決算は、最終損益が18億8300万円の赤字(前年同期は17億5800万円の赤字)となった。
■サーキュ <7379> 772円 (+100円、+14.9%) ストップ高
サーキュレーション <7379> [東証G]がストップ高。同社は14日取引終了後、内閣府の令和5年度「データ連携基盤を活用した地域DX事業におけるデジタルサービスの実装手法等に関する調査研究」内で実施する「DX人材のチーム組成及び地域への派遣業務」を受託したと発表。これが材料視されたようだ。同社は、自治体が主導する地域のデジタルトランスフォーメーション(DX)事業に対し、異なるスキル・経験・属性を持つDX人材複数名によるチームを組成し、派遣及び支援を行うことで、自治体における必要な人材要件の定義の仕方、適切な外部人材の関わり方、ステークホルダーへの関与・支援の在り方やマネジメント方法に関する調査を行い、地域へのDX人材チーム派遣モデルの確立を目指すとしている。
■Pアンチエイ <4934> 1,036円 (+122円、+13.4%)
プレミアアンチエイジング <4934> [東証G]が4日ぶり急反騰。14日の取引終了後に発表した第1四半期(8-10月)連結決算で、営業損益が3500万円の赤字(前年同期2億4400万円の赤字)と赤字幅が縮小し、上期計画の8億円の赤字を上回って着地したことが好感された。売上高は52億6400万円(前年同期比28.8%減)だった。新たに子会社のベネクスを通じて行っているリカバリー事業の売り上げが加わったものの、アンチエイジング事業で「デュオ」「カナデル」の苦戦が続いた。一方、競合の出稿増に伴う顧客獲得環境の悪化で広告投資が減少したことで、営業損益は改善した。なお、24年7月期通期業績予想は、売上高260億円(前期比1.5%減)、営業利益1億円(前期6億1100万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■Fインタ <7050> 1,948円 (+212円、+12.2%)
フロンティアインターナショナル <7050> [東証G]が続急騰。14日の取引終了後、24年4月期第2四半期累計(5-10月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比0.3%減の83億100万円、最終利益は同19.0%減の5億4100万円と減収減益だった。一方、直近3ヵ月間となる8-10月期は売上高が同35%、最終利益が同53%の大幅な増収増益となっており、業績の持ち直しを期待した買いを集めたようだ。プロモーション事業で8-10月期に大型案件の実施が重なった。人流が回復するなかで案件の適切な実施も奏功し、5-7月期の出遅れを取り戻した。
■JEH <5889> 1,235円 (+128円、+11.6%)
Japan Eyewear Holdings <5889> [東証S]が急反騰。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2-10月)連結決算が、売上高96億8900万円(前年同期比27.8%増)、営業利益26億8000万円(同85.0%増)、純利益14億円(同8.2倍)と大幅増益となったことが好感された。新型コロナウイルス感染症の感染者数減少や5類への分類変更、22年10月の入国者数上限撤廃などにより店舗売り上げが順調に推移しており、金子眼鏡の既存店売上高が前年同期比27.9%増、フォーナインズの既存店売上高が同26.4%増と伸長した。また、費用支出の見直しや販売価格改定の効果も寄与した。なお、24年1月期通期業績予想は、売上高130億9000万円(前期比22.1%増)、営業利益35億4100万円(同59.1%増)、純利益18億9700万円(同6.5倍)の従来見通しを据え置いている。
■ケイブ <3760> 1,204円 (+108円、+9.9%)
ケイブ <3760> [東証S]が3日続急伸。同社子会社のでらゲーは15日、テレビ朝日(東京都港区)と共同開発した新規プロジェクト「メテオ(仮)」を24年夏から提供を開始すると発表。あわせて正式ゲームタイトルを「メテオアリーナ」に決定したことも発表。これは「すぐに遊べて、ずっと遊べる」をコンセプトに開発した「パーティー×シューター」ゲームで、テレビ朝日ならではのさまざまな展開を予定しているという。
■ビジョナル <4194> 8,780円 (+740円、+9.2%)
東証プライムの上昇率5位。ビジョナル <4194> [東証P]が急反発。同社は14日取引終了後、24年7月期第1四半期(8-10月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比33.8%増の49億5500万円となり、通期計画160億円に対する進捗率は30%超に達した。売上高は同21.5%増の160億5700万円で着地。プロフェッショナル人材への採用ニーズを背景に、ビズリーチ事業が伸長し全体の業績を牽引した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■クオルテック <9165> 1,525円 (+111円、+7.9%)
クオルテック <9165> [東証G]が4日ぶり急反発。14日の取引終了後、新規次世代半導体の研究開発を手掛けるベンチャー、Patentix(パテンティクス、滋賀県草津市)と資本・業務提携すると発表。これが買い材料視された。これにより、二酸化ゲルマニウム(GeO2)半導体のエピウエハー製造を軸とした未来品質の創造に向けた半導体ソリューションを展開していく。また、今回の提携を機にパテンティクスが掲げる「琵琶湖半導体構想(案)」の企業連携に参画するという。
※15日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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