<動意株・2日>(前引け)=中部鋼鈑、大塚商会、クリングル
大塚商会<4768.T>=大幅高。1日の取引終了後、22年12月期の連結決算の発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。営業利益が前期比7.0%増の586億円を計画するほか、年間配当予想は同5円増配の130円に設定した。これらを好感した買いが入ったようだ。売上高は同4.6%増の9010億円を見込む。企業のデジタル化の推進や、インボイス制度への対応など、IT投資は底堅く推移すると予想。システムインテグレーション事業とサービス&サポート事業の両事業で増収を見込む。
クリングルファーマ<4884.T>=物色人気にストップ高。同社は1日の取引終了後、慶応大学医学部の研究グループと進める慢性期完全脊髄損傷に対する複合治療に関し、共同研究の成果が国際学術雑誌のオンライン版に論文掲載されたと発表した。これを材料視した買いが入ったようだ。1月26日に「Biomaterials(バイオマテリアルズ)」のオンライン版に論文が掲載された。慶大の保有するiPS細胞由来神経幹/前駆細胞と、クリングルが開発するHGF及びスキャフォールド(足場基材)の併用療法に関する今回の研究成果は、これまで最も回復が困難と考えられていた慢性期完全脊髄損傷に対する革新的な治療法の確立につながる重要な一歩になるとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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