調剤システム事業の売上高は前年同期比24.4%増の99.75億円、営業利益は同98.0%増の23.70億円となった。オンライン資格確認システムの導入設置拡大及び「MAPs for PHARMACY」、既存システム販売件数の増加により、初期売上高及び顧客の増加に伴う課金売上高も増加した。
医科システム事業の売上高は前年同期比13.7%増の16.23億円、営業損失は2.10億円(前年同期は0.20億円の利益)となった。オンライン資格確認システムの導入設置拡大により初期売上の増加に加え、「MAPs for CLINIC」などの導入による課金顧客数の着実な増加により、課金売上高も順調に伸びた。しかし、医科システム市場におけるシェア拡大に向けた取り組みにより、販管費が増加した。
介護/福祉システム事業の売上高は前年同期比6.7%減の4.01億円、営業損失は0.33億円(前年同期は0.35億円の損失)となった。ライセンス数の増加による課金売上は堅調に推移したが、前年同期に大型案件の受注があったため、初期売上高は減少した。また、「MAPs for NURSING CARE」の発売に伴う減価償却を開始したとともに、販売拡大に向けた取り組みにより、販管費が増加した。
その他の事業の売上高は前年同期比1.6%増の5.28億円、営業損失は0.35億円(前年同期は0.33億円の損失)となった。子会社におけるキャッシュレス事業の拡大により、売上高は増加したが、薬局事業において新型コロナウイルス感染拡大が影響した。
2022年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.9%増の164.36億円、営業利益が同30.0%増の24.31億円、経常利益が同14.2%増の29.77億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.8%増の20.63億円とする8月9日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。市場シェア拡大に向けて第4四半期に更なるプロモーション活動を実施する予定である。
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