当第1四半期においては、対面経済の正常化により経済環境全体の見通しが強気へ振れる一方、一部業種におけるコロナ禍で生じたいわゆる「巣ごもり」需要の落ち着きもみられ、同社顧客においても一部業種で広告需要が縮小し、取扱高が前年同期比で減少することとなった。自社商材の拡販や生成AIを始めとした様々な技術・手法による業務効率化を図り、また厳格な費用抑制を実施したものの、当第1四半期においてトップラインの減少による利益の減少を補うには至らなかった。
インターネット広告事業の売上高は前年同期比21.7%減の30.96億円、営業利益は同22.7%増の2.75億円となった。当第1四半期においては、コロナ禍で生じたいわゆる「巣ごもり」需要の落ち着きにより一部業種で広告予算の縮小・クライアントの減少があり、売上高については前年同期比で減少となった。一方、自社商材の拡販や営業体制の効率化により、営業利益においては増益となっている。
インターネットメディア事業の売上高は同12.9%増の3.61億円、営業利益は同91.0%減の0.07億円となった。当第1四半期においては、検索エンジンにおけるアルゴリズムアップデートの影響を受け、月間ユーザー数が減少傾向となった。一方でこれを補うため外部メディアとのアライアンスを強化し、売上高は増加したが、外部仕入の増加に伴い利益率は減少し、増収減益となっている。
2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比0.6%増の150.00億円、営業利益は4.00億円、経常利益は同121.9%増の4.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同445.3%増の2.20億円とする期初計画を据え置いている。
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