東京株式(前引け)=一時1万9000円台割れ、円高など背景に軟調
きょう前場の東京株式市場は、終始売りに押される展開。前週末の米国株市場ではNYダウが11日連続で最高値を更新、ナスダック指数も小幅反発をみせたが、外国為替市場でドル安・円高が進んでいることがネガティブに働いている。ドル円は一時1ドル=111円台に入るなど円高傾向にあり、輸出株全般が軟調。また長期金利低下を背景に金融株にも売りが目立つ。日経平均株価は一時1万9000円大台を割り込む場面があった。東証1部全体の約8割の銘柄が下落。売買代金は1兆円をかろうじて上回ったが、トランプ米大統領の議会演説を前に全般買い手控え感が強い。
個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が売りに押されたほか、ファナック<6954.T>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や第一生命ホールディングス<8750.T>など大手金融株も安い。SUMCO<3436.T>、イビデン<4062.T>などが値を下げたほか、日本信号<6741.T>も下落した。半面、三菱自動車<7211.T>が堅調、ディー・エヌ・エー<2432.T>も上昇した。オハラ<5218.T>が急騰、良品計画<7453.T>も高い。ソフトブレーン<4779.T>が上値追いとなっているほか、森永製菓<2201.T>も上昇した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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