トスネット、前期経常を3％下方修正、配当は3円増額

　トスネット <4754> [東証Ｓ] が11月13日昼(12:00)に業績・配当修正を発表。24年9月期の連結経常利益を従来予想の9.3億円→9億円(前の期は8.9億円)に3.1％下方修正し、増益率が4.1％増→0.9％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の6億円→8.9億円(前の期は5.7億円)に48.5％上方修正し、増益率が4.2％増→54.7％増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.4億円→5.1億円(前年同期は4.6億円)に5.4％減額し、増益率が16.9％増→10.6％増に縮小する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の30円→33円(前の期は30円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社取締役が逝去したことに伴い支払いを受けた保険金に関する特別利益548百万円を計上したため、連結決算の親会社に帰属する当期純利益及び個別決算の当期純利益が予想を上回る見通しとなり、通期業績予想を修正することといたしました。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営上の重要政策の一つと位置付けております。また、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。　この方針のもと、当期の業績及び今後の事業展開を総合的に勘案した結果、普通配当を前回予想より１株当たり３円増配し、期末配当金は１株当たり33円に修正することといたしました。