■日本テレホン <9425> 550円 (+80円、+17.0%) ストップ高
日本テレホン <9425> [東証S]がストップ高。8日は午後1時ごろ、ネットオークション・フリマアプリの「ヤフオク!」へ、リユース端末を取り扱う「ReYuuストア」を出店したと発表しており、好材料視された。「ReYuuストア」として新たな顧客層へのアプローチを強化するとともに、オークションサイトとしての特徴を生かしたサービスの拡充を図ることが目的としている。
■ツクルバ <2978> 1,267円 (+175円、+16.0%) 一時ストップ高
ツクルバ <2978> [東証G]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。7日の取引終了後、集計中の23年7月期単独業績について、売上高が従来予想の40億円から41億5200万円(前の期比50.1%増)へ、営業損益が2億2000万円の赤字から1億3200万円の赤字(前の期7億7300万円の赤字)へ、最終損益が2億4200万円の赤字から1億6500万円の赤字(同8億2200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主力のcowcamo(カウカモ)事業で顧客からの問い合わせ数・接客数が想定よりも増加し、流通総額(GMV)が拡大したことが要因。また、22年2月から取り組みを開始したコストマネジメントの順調な進捗も寄与した。
■Bガレージ <3180> 5,230円 (+645円、+14.1%)
東証プライムの上昇率トップ。ビューティガレージ <3180> [東証P]が3日ぶり急反騰。7日の取引終了後に発表した第1四半期(5-7月)連結決算が、売上高71億7600万円(前年同期比18.1%増)、営業利益3億8400万円(同49.9%増)、純利益2億6000万円(同30.4%増)と大幅増益となったことが好感された。複数の有名化粧品ブランドが加わったことに加えて、美容サロンによる同社ECサイトの継続利用が増えており、物販事業のアクティブユーザー数、ロイヤルユーザー数、注文件数が大きく増加した。また、販売価格見直しの適宜実施とスケールメリット創出による販管費の圧縮などによる利益率確保の取り組みも奏功した。なお、24年4月期通期業績予想は、売上高301億5800万円(前期比14.1%増)、営業利益15億6100万円(同15.0%増)、純利益9億4300万円(同9.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■POPER <5134> 748円 (+77円、+11.5%) 一時ストップ高
POPER <5134> [東証G]が急反騰、一時ストップ高となった。光通信 <9435> [東証P]のグループ会社が7日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、POPER株の保有割合が5.05%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入った。保有目的は純投資。報告義務発生日は8月31日。
■カクヤスG <7686> 2,568円 (+248円、+10.7%)
カクヤスグループ <7686> [東証S]が5日ぶり急反騰。7日の取引終了後に発表した8月度のカクヤス単体売上高が前年同月比28.2%増となり、22ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。テレビCMや交通広告などの効果もあり、家庭向け、飲食店向けともに客数及び客単価が前年実績を上回った。
■エコモット <3987> 768円 (+67円、+9.6%)
エコモット <3987> [東証G]が急反発。7日の取引終了後、コンクリート養生向けの温湿度管理システムに関し、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録申請し、同省関東地方整備局により登録されたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。コンクリートの品質管理精度の向上や作業員の負担軽減につながる温湿度管理システム「おんどロイド」は、累計1500を超える現場で活用されている。今回、多数の子機を配置しての計測や、任意設定した警戒値に連動した散水養生や温風養生への活用機能など、リリース後に改良を行った機能の新規性が認められたという。
■構造計画 <4748> 3,630円 (+255円、+7.6%)
構造計画研究所 <4748> [東証S]が4日続急伸。構造計算を祖業とする防災コンサルティング会社でクラウド製品分野の育成に力を入れている。業績は2ケタ増収増益基調にあり、23年6月期は売上高が前の期比12%増の165億8000万円、営業利益が同11%増の21億8900万円を達成しいずれも過去最高となっている。7日取引終了後、非開示だった24年6月期の業績予想を発表、売上高は前期比9%増の180億円、営業利益は同7%増の23億5000万円と連続の過去最高更新となる見通しで、これを好感する買いを呼び込んだ。なお、年間配当は前期と並びの140円を計画、配当利回りは前日7日終値ベース換算で4%超と高水準。
■ラクスル <4384> 1,521円 (+103円、+7.3%)
東証プライムの上昇率3位。ラクスル <4384> [東証P]が3日ぶり急反発。7日の取引終了後に23年7月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を前の期比3.8倍の17億6500万円とし、従来予想のレンジ(14億~17億円)を上回る水準に見直したことが好感され買われた。売上高も従来予想のレンジ(390億~396億円)から上振れし、同20.7%増の410億1800万円となった。主力のラクスル事業でダンボールワンやノベルティー、アパレルなどの領域が拡張し、エンタープライズ向けの顧客獲得も伸長。事業好調に加え、投資効率を重視したコストコントロールの実施や法人税の税額控除適用が寄与し、業績が大きく押し上げられた。
■ハブ <3030> 985円 (+65円、+7.1%)
東証プライムの上昇率4位。ハブ <3030> [東証P]が急伸。同社が7日に発表した8月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比50.4%増と大幅に伸長したことが好感された。ドリンクが全品半額となるハブの日を実施したことなどが寄与した。なお、全店売上高は同52.0%増だった。
■買取王国 <3181> 1,130円 (+69円、+6.5%)
買取王国 <3181> [東証S]が続急伸。7日の取引終了後に発表した8月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比18.7%増と18ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。ファッションをはじめ工具、トレカ、貴金属、ホビー、高級時計などほとんどの商材が順調に推移した。これにより8月単月の売上高として過去最高となり、1月から8ヵ月連続で単月の売上高は各月の過去最高を更新している。
■セキュアヴェ <3042> 274円 (+16円、+6.2%)
セキュアヴェイル <3042> [東証G]が続急伸。同社は7日、子会社のLogStareがグローバルセキュリティエキスパート <4417> [東証G]と協業し、中堅・中小企業で普及が進むMicrosoft365に特化したログ分析プラットフォーム及びセキュリティー診断をワンストップで提供すると発表。これが材料視されたようだ。LogStareが開発・提供する「LogStare M365」は、Microsoft365のログ収集とレポートに特化したクラウドサービス。GセキュリはLogStareと協業することで、Microsoft365に特化したセキュリティー診断を通じた課題の抽出に加え、多くの企業で対策が進んでいないログ管理や監査運用を「LogStare M365」により実現できるようになるという。
■タツモ <6266> 3,115円 (+174円、+5.9%)
東証プライムの上昇率5位。タツモ <6266> [東証P]が続急伸。貼合・剥離装置や洗浄装置などの半導体製造装置や搬送ロボットを製造している。世界的な電気自動車(EV)の普及を背景にパワー半導体向け装置需要が好調で同社の収益を押し上げ、23年12月期はトップラインが3割増、営業利益も2ケタ成長が見込まれている。直近モルガン・スタンレーMUFG証券が大量保有報告で共同保有の形で5%超の大株主に浮上したことが判明、株高思惑を助長した。
■AIメカ <6227> 3,140円 (+155円、+5.2%)
AIメカテック <6227> [東証S]が続急伸。微細化・積層化ニーズに対応した半導体パッケージ関連装置や半導体プロセス装置を製造、インクジェット・ソリューション事業などでも高度な技術をいかんなく発揮、 半導体製造装置関連の勝ち組としてのポジションを確立している。24年6月期は売上高が前期比30%増の200億3100万円、営業利益は同2.4倍の14億1500万円と急拡大する見通し。ここ外資系証券経由の貸株調達による空売りが積み上がっていたことで、その買い戻しも株価上昇を後押しした。
■ジオスター <5282> 306円 (+15円、+5.2%)
ジオスター <5282> [東証S]が急反発。7日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を7億円から9億5000万円(前期比37.6%減)へ、純利益を4億円から5億6000万円(同13.2%減)へ上方修正したことが好感された。プロジェクトの期ずれなどがあり、売上高は264億円から248億円(同1.7%減)へ下方修正したものの、上期におけるセグメント製品の売り上げ増に伴う利益の増加やプロジェクト損益の改善などが寄与する。
■ユビAI <3858> 433円 (+20円、+4.8%)
ユビキタスAI <3858> [東証S]が大幅反発。7日の取引終了後、組み込み機器関連のソフトウェア開発を手掛け、同社が発行済み株数の10.15%を所有しているグレープシステム(横浜市西区)の株式を追加取得し完全子会社化すると発表しており、好材料視された。両社は22年3月に資本・業務提携を行い事業連携を行ってきたが、更に関係を強化することで事業上のシナジーが広がる可能性を強く感じたことから追加取得に至ったという。株式取得は10月2日の予定で、取得価額は1億2800万円。なお、24年3月期業績への影響は現在精査中としている。
■NATTY <7674> 3,850円 (+95円、+2.5%)
NATTY SWANKYホールディングス <7674> [東証G]が4日ぶり反発。7日の取引終了後に発表した8月度の月次報告で、既存店売上高が前年同月比31.6%増となり、5ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。新規顧客層の獲得を目的にアニメ「ブルーロック」とのコラボを実施し、アニメの世界観を表現したコラボメニューを提供することで商品単価・販売点数が増加し、客単価の向上にも寄与した。
■一家HD <7127> 734円 (+16円、+2.2%)
一家ホールディングス <7127> [東証S]が3日ぶり反発。7日の取引終了後に発表した8月度の月次報告で、既存店売上高が前年同月比35.6%増となり、増収基調が継続していることが好感された。記録的な猛暑が続いたほか台風などの天候による影響があったものの、前年8月は新型コロナウイルス感染症第7波の影響を受けていたこともあり、客数が同27.1%増となったことが牽引。また、客単価も同6.7%増で推移した。
■クリングル <4884> 688円 (+15円、+2.2%)
クリングルファーマ <4884> [東証G]が反発。8日午前11時30分ごろ、慶応義塾大学と共同で重度の脊髄損傷に対するHGFとiPS細胞併用治療に関する特許の優先権主張出願を行ったと発表しており、好材料視された。なお、同件による23年9月期業績への影響はないとしている。
■鳥貴族HD <3193> 3,190円 (+65円、+2.1%)
鳥貴族ホールディングス <3193> [東証P]が4日続伸。7日の取引終了後に発表した8月度の月次報告で、既存店売上高が前年同月比48.4%増となり、増収基調が続いていることが好感された。客数が同46.2%増と復調しているほか、客単価も同1.5%増と上昇した。
■マイネット <3928> 378円 (+7円、+1.9%)
マイネット <3928> [東証P]が3日ぶり反発。7日の取引終了後、子会社OneSports NEXTが運営するスマートフォン向けプロ野球ゲームアプリ「プロ野球ネクストヒーローズ」(ネクヒロ)が、累計8万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、好材料視された。「ネクヒロ」は、「憧れのプロ野球選手になれる」をコンセプトに、オリジナルの選手を作成し憧れの球団で憧れの選手達と勝利を目指す、プロ野球ファンなら一度は抱いた夢を実現するゲーム。8日からは、最高レアリティとなるEX選手が登場するとあわせて発表している。
※8日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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