東計電算、今期経常を2％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

　東計電算 <4746> が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比9.7％増の26.6億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の35.1億円→35.9億円(前期は32.4億円)に2.3％上方修正し、増益率が8.3％増→10.8％増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の19億円→19.8億円(前年同期は18億円)に4.2％増額し、増益率が5.8％増→10.2％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の90円→100円(前期は90円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比7.0％増の10.5億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の23.7％→24.0％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　令和元年12月期通期の連結業績につきまして、情報処理・ソフトウェア開発業務の売上の確実性が高まったこと及び機器販売業務の売上が計画に満たない見通しとなったことを勘案し、損益計画を見直した結果、売上高につきましては前回発表を据え置き、利益面につきましては、プロジェクト管理の徹底を行い、生産性の向上が見込まれるため、営業利益を91百万円、経常利益を79百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を54百万円それぞれ上方修正いたしました。　令和元年12月期個別業績につきましては、上記要因により、売上高は据え置きますが、経常利益を80百万円、当期純利益を55百万円それぞれ上方修正いたしました。　（注）本資料に記載されている業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の経済環境予想等の前提に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　　当社は株主に対する利益還元を経営の重要な課題の一つとして認識しております。安定的な経営基盤の確保と株主資本利益率の向上に努めるとともに、配当につきましては、安定した配当の継続を業績に応じて行うことを基本方針としております。　令和元年12月期の期末配当につきましては、現状の損益計画の進捗状況を考慮した結果、期末における配当予想を10円増額した１株あたり100円とさせていただくことといたしました。