3. 財務状況
2025年3月期末の財務状況は、資産合計が前期末比354百万円増加の5,230百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が171百万円、売掛金が39百万円それぞれ増加した。固定資産では映像授業部門の新規開校や全社PCの入れ替え等により有形固定資産が193百万円増加した一方で、無形固定資産が52百万円減少した。
負債合計は前期末比798百万円増加の3,791百万円となった。有利子負債が445百万円増加したほか、リース債務が160百万円、契約負債が85百万円、未払金が69百万円それぞれ増加した。純資産合計は同443百万円減少の1,438百万円となった。親会社株主に帰属する当期純損失420百万円の計上と剰余金の配当41百万円により、利益剰余金が462百万円減少した。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の38.6%に対して27.5%に低下した。収益悪化に伴う純資産の減少や有利子負債の増加が主因だ。ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)はプラスを維持しており、財務リスクについてはまだ懸念する状況ではないものの、今後も収益の低迷が続いた場合には事業継続性においてリスクが高まる可能性がある。同社では、収益構造改革として、不採算教場や不採算サービスの整理並びに固定費の見直しにここ数年取り組んだことで、収益体質のスリム化が進んだものと弊社では見ている。今後は個人・法人を含めて顧客開拓を進め収益回復を図り、財務体質も改善に向かう見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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