東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が900を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、海運、不動産、小売、情報通信の4業種を除く29業種が下落。輸送用機器、鉱業、銀行、パルプ紙の下げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、トレンド<4704>、中外薬<4519>、TDK<6762>、レーザーテック<6920>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、トヨタ<7203>、バンナムHD<7832>、デンソー<6902>が軟調だった。
注目されたパウエルFRB議長はイベントで、米国のインフレ率に関して目標を大幅に上回っているが、低下基調にあることを踏まえ「正しい方向に進んでいる」との見解を示したが、これが従来の発言よりややタカ派姿勢が薄れていると受け止められ、米長期金利は低下し、円相場が円高に振れた。日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。節目割れには至らず、一時は33300円台まで値を戻したものの、円高を警戒した輸出関連株への売りは継続しており、33200円前後で軟調地合いが続いた。
日経平均は朝方に比べ円高が一服したことなどから下げ渋りを見せたが、投資家の関心は米国の金融政策の行方となる。日米両国の市場にとって最も良いシナリオは米景気が底堅いうちに利下げが実施されることだ。今週の雇用統計などの経済指標には関心が集まるほか、来週に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)の中身にも関心が集まろう。また、今週の先物市場はメジャーSQによる需給が中心になるため、積極的に売り買いを仕掛ける向きは少ないと考えられ、模様眺めムードの強い展開が続くことが予想される。
<CS>
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