■マクビープラ <7095> 14,830円 (+3,000円、+25.4%) ストップ高
Macbee Planet <7095> [東証G]がストップ高。同社は16日取引終了後、23年4月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の16億円から20億5000万円(前期比65.6%増)に上方修正したことが好感されたようだ。売上高予想も170億円から190億円(同31.7%増)に引き上げた。主要取引先である金融業界、ウェルネス業界の既存顧客からの売り上げが堅調だったほか、既存業界や他業界の新規顧客獲得も順調に推移。また、新たに開発したデータ取得技術により分析精度が向上したことも売り上げ増につながっているとしている。
■エデュラボ <4427> 491円 (+80円、+19.5%) ストップ高
EduLab <4427> [東証G]がストップ高。16日の取引終了後、米オープンAI社の「GPT-3.5」を活用した、新たなAI自動採点エンジンの提供を開始すると発表しており、好材料視された。同社では、これまで人が行っていたテストの採点業務の自動化を推進するため、19年からAIを活用した自動採点技術の研究・開発に取り組んでいるが、今回、「ChatGPT」にも搭載されているオープンAIの自然言語処理の人工知能モデル「GPT-3.5」を活用した、新たなAI自動採点エンジンの開発に成功したという。これにより、自社で提供する語学ラーニングツールに導入し、約95%という高い精度での自動採点を実現したほか、より適切な表現をAIが提案するなど今後の学習にも役立てることが可能になるとしている。
■サンリオ <8136> 4,885円 (+700円、+16.7%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。サンリオ <8136> [東証P]がストップ高。16日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を623億円から706億円(前期比33.8%増)へ、営業利益を70億円から129億円(同5.1倍)へ、純利益を40億円から76億円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を15円から20円へ引き上げたことが好感された。第3四半期累計(22年4-12月)決算で、国内、海外ともに物販などの需要が計画を上回って推移しているほか、構造改革により売上原価率が低減し、計画を上回る決算となったことが要因としている。また、ライセンス事業が国内外で堅調に推移していることも貢献する。なお、年間配当は35円(前期16円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高516億2500万円(前年同期比33.9%増)、営業利益106億200万円(同5.2倍)、純利益67億9000万円(同2.1倍)だった。
■GAテクノ <3491> 1,232円 (+145円、+13.3%)
GA technologies <3491> [東証G]が急反騰した。16日の取引終了後に発表した23年10月期第1四半期(22年11月-23年1月)の連結決算は、売上収益が前年同期比38.9%増の240億7500万円、最終損益は4億9900万円の赤字(前年同期は5億6100万円の赤字)となった。季節要因で第1四半期の業績が低調となる傾向があるなかで赤字幅が縮小したほか、投資・運用市場向けの「RENOSYマーケットプレイス」事業や賃貸・管理業界向けの「ITANDI」事業の成長率の高さも好感され、買いを集めたようだ。「RENOSYマーケットプレイス」のセグメント利益は前年同期比3.2倍、「ITANDI」のセグメント利益は同2.9倍に拡大した。
■Eインフィニ <7692> 1,720円 (+179円、+11.6%)
アースインフィニティ <7692> [東証S]が急反騰。17日、北海道内での事業用風力発電所6基を取得すると発表。これを材料視した買いが集まり、株高に弾みがついたようだ。取得価格は公表を控えるとしながらも、同社の直近の会計年度における純資産額の30%以上という。今回の資産取得にあわせ、取得価格の一部について金融機関1社から借り入れを行う。借入金額は1億9000万円としている。
■Hamee <3134> 916円 (+90円、+10.9%)
東証プライムの上昇率6位。Hamee <3134> [東証P]が急反騰。16日の取引終了後に23年4月期第3四半期累計(22年5月-23年1月)の決算を発表し、営業利益は前年同期比37.6%減の11億6900万円だった。大幅減益となったものの通期計画(10億1400万円)を上回ったことから、業績への過度な警戒感が後退する形で買いが先行したようだ。スマートフォン用アクセサリーなどを手掛ける主力のモバイルライフ事業の減収や、新規事業分野への先行投資が響いた。売上高は同5.6%増の105億4200万円と増収を確保した。なお、通期見通しは据え置いている。
■サイバトラス <4498> 3,465円 (+310円、+9.8%)
サイバートラスト <4498> [東証G]が6日ぶりに急反発。16日の取引終了後、23年3月期末に35円の配当を実施する予定だと発表した。初配の実施を好感した買いが集まったようだ。3月31日を基準日とする。4月1日付の1対2の株式分割を考慮したベースでは17円50銭。これまで同社は配当を実施してこなかったが、今期の売上高と営業・経常・最終利益は過去最高を見込んでおり、株主に対する継続的な利益還元が可能になったと判断した。年1回の剰余金の配当を安定的かつ継続的に実施することを配当の基本方針としている。
■セーラー広告 <2156> 311円 (+23円、+8.0%) 一時ストップ高
セーラー広告 <2156> [東証S]が3日続急伸。一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社は16日、子会社のアド・セイルと三井住友カード(東京都江東区)が協力し、行政・自治体向け観光マーケティング支援サービスの提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。このサービスは、行政・自治体が観光振興を目指す際に、キャッシュレスデータを用いて観光消費を分析し、その結果をもとにターゲティング、送客及び広告配信、送客及び広告配信の結果を、観光消費額で効果検証するもの。今後も両社の協働により観光マーケティングに関わるマーケターの課題解決に向けサービス開発を続けるとしている。
■Kudan <4425> 2,684円 (+182円、+7.3%)
Kudan <4425> [東証G]が続急伸。16日の取引終了後、戦略的パートナーであるシンガポールのMovel AI社が「Kudan SLAM」を用いた自律移動ロボット向け統合ソリューションの商用提供を開始したと発表しており、好材料視された。Movel AI社の自律移動ロボット(AMR)向けのオールインワン商用ソフトウェアソリューション「Seirios」に、Kudanの3D-Lidar SLAM(KdLidar)やVisual SLAM(KdVisual)のSLAMソフトウェアが完全統合され、グローバル市場での提供が開始されたという。これにより、更に高精度な位置推定とマッピング能力を提供できるようになり、ロボットはその運用環境においてより正確な位置決めとナビゲーションを行うことが可能になったとしている。
■クシム <2345> 437円 (+29円、+7.1%)
クシム <2345> [東証S]が4日ぶりに急反発した。16日の取引終了後、特別利益を計上する見込みとなったと発表しており、材料視されたようだ。保有株式の縮減と資本の有効活用の促進を理由に、上場有価証券1銘柄を売却した。投資有価証券売却益は2億4700万円の見込み。23年10月期第2四半期(2-4月)において、特別利益として計上する予定という。業績予想の修正が必要な場合には速やかに開示するとした。
■ファイバーG <9450> 905円 (+58円、+6.9%)
ファイバーゲート <9450> [東証P]が急反発。17日午前11時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を11万6800株(発行済み株数の0.57%)、または1億円としており、取得期間は3月20日から9月15日まで。手元資金や株価水準などを総合的に勘案し、機動的に実施することで資本効率向上を図ることが目的としている。
■共英製鋼 <5440> 1,583円 (+98円、+6.6%)
共英製鋼 <5440> [東証P]が急反発。17日午後1時、23年3月期の連結業績予想の修正を発表した。最終利益の見通しを78億円から110億円(前期比23.4%増)に引き上げた。更に、期末配当予想も増額修正しており、好感されたようだ。国内鉄鋼事業での製品出荷量の増加や売買価格差の維持、営業外損益の改善などの影響を業績予想に反映した。ベトナムの連結子会社に関連した特別損失を計上する一方で、法人税等が減少し利益を押し上げる要因となる。売上高の見通しは据え置いた。期末配当予想については、これまでの30円(創立75周年の記念配当5円を含む)から60円(前期末比35円増配)に見直した。年間配当予想は75円(前期比35円増配)となる。
■Ubicom <3937> 1,942円 (+118円、+6.5%)
Ubicomホールディングス <3937> [東証P]が7日ぶりに急反発。16日の取引終了後、未定としていた23年3月期の期末配当予想を11円にすると発表。前期実績に対して2円の増配となることが好感された。
■スカイマーク <9204> 1,243円 (+74円、+6.3%)
スカイマーク <9204> [東証G]が急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は16日、同社株のレーティングを新規「オーバーウエイト」でカバレッジを開始した。目標株価は1800円とした。「単価値上げと規模拡大による利益成長力が魅力」と指摘。23年3月期の営業損益は会社予想の31億4100万円の黒字(前期は166億9400万円の赤字)に対し38億4000万円の黒字への上方修正を予想。24年3月期の営業利益は73億8000万円、25年3月期の同利益は101億9000万円と大幅な増益基調が続くと予想している。
■太洋基礎 <1758> 6,890円 (+390円、+6.0%) 一時ストップ高
太洋基礎工業 <1758> [東証S]が3連騰、一時ストップ高となった。16日の取引終了後、7万株(自己株式を除く発行済み株数の9.92%)、または4億5500万円を上限に、17日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感されたようだ。買い付け価格は16日終値の6500円。17日17日午前10時30分に、5万8000株を取得完了したと発表した。
■ACSL <6232> 1,420円 (+77円、+5.7%)
ACSL <6232> [東証G]が4日ぶりに急反発。同社は17日午後2時ごろ、日本郵政 <6178> [東証P]傘下の日本郵便が実施する「ドローンによる配送」に国産ドローン を提供すると発表しており、これが材料視されたようだ。これは郵便局から実証場所の配送先地区の受取人に、第三者上空(有人地帯)を含む飛行経路での補助者なし目視外飛行(レベル4)を国内で初めて実施するもので、23日に奥多摩郵便局の配達区内で行う予定。同社が提供するのは、今月13日付で第一種型式認証を、15日付で第一種機体認証を国土交通省から交付された国産ドローン「PF2-CAT3」だとしている。
■ファンペップ <4881> 193円 (+10円、+5.5%)
ファンペップ <4881> [東証G]が急反発。16日の取引終了後、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究の成果である抗体誘導ペプチド「FPP005」の共有特許について、全世界での独占的な研究開発、製造、販売、並びに第三者への実施許諾(再実施許諾権付)を可能とする契約を大阪大学と締結したと発表したことが好感された。FPP005は、標的タンパク質IL-23に対する抗体誘導ペプチドの開発化合物。IL-23は、さまざまな炎症性疾患の病態に重要な役割を担っており、先行する抗IL-23抗体医薬品は尋常性乾癬、関節症性乾癬、クローン病及び潰瘍性大腸炎などの幅広い疾患を対象に開発が進み、既に世界市場は数千億円規模まで拡大している。同社では、23年内の臨床試験開始を目指して前臨床試験を進めるとともに、製薬会社への導出活動を行うとしている。なお、同件による23年12月期の研究開発費の見込み額に変更はないとしている。
■フロンテオ <2158> 616円 (+30円、+5.1%)
FRONTEO <2158> [東証G]が7日ぶりに急反発。16日の取引終了後、AIエンジンを搭載した平時監査支援システムの新製品「KIBIT Eye」の提供を開始すると発表したことが好感された。新たに提供を開始する「KIBIT Eye」は、同社がこれまでに培った平時監査AIシステムに係る技術・知見を生かし、更に新たに開発した新しいアルゴリズムを搭載したシステム。このアルゴリズムは、人の優れた直観的な判断能力をAIで再現するという設計思想に基づいて生まれたもので、自社検証データにより、KIBIT Eyeの監査対象となるデータの抽出割合は従来のシステムと比べて、82.5%から99.5%に向上したという。
■レーザーテク <6920> 22,865円 (+1,010円、+4.6%)
レーザーテック <6920> [東証P]が大幅高で3日続伸。そのほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]といった 半導体関連株が高かった。16日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%高と急伸。経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリック・バンク
■クレスコ <4674> 1,663円 (+69円、+4.3%)
クレスコ <4674> [東証P]が大幅反発。17日午後1時ごろ、23年3月期の期末配当予想を23円から27円へ引き上げると発表したことが好感された。今期に創立35周年を迎えたことを記念して記念配当4円を実施する。年間配当は50円となり、前期実績に対しては6円の増配になる予定だ。
※17日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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