■ロコンド <3558> 1,234円 (+79円、+6.8%)
ロコンド <3558> [東証G]が急反発。15日の取引終了後に発表した第1四半期(3-5月)単独決算が、営業利益3億5000万円(前年同期比9.7%増)、純利益3億6700万円(同54.3%増)と営業増益となったことが好感された。会計基準の変更の影響で売上高は23億円(同0.5%減)となったものの、「LOCONDO.jp」の拡充や、サッカー専門ECサイト「SWS」、海外ファッションブランド通販サイト「waja」の統合効果で変更前基準では増収を確保した。また、効果的な広告配分や物流効率化、手数料引き下げなどの経費コントロールも奏功した。なお、23年2月期通期業績予想は、連結決算に移行するため前期との増減率はないものの、売上高130億円、営業利益9億円、純利益6億1000万円の従来見通しを据え置いている。
■寿屋 <7809> 6,190円 (+350円、+6.0%)
壽屋 <7809> [東証S]が急反発。19日午前11時ごろ、米サンディエゴで7月21日~24日に開催される「サンディエゴ・コミックコンベンション2022」に出展すると発表しており、これを好感した買いが入った。「サンディエゴ・コミックコンベンション2022」は、世界最大のコミック、アニメ、映画などのポップカルチャーに関するコンベンションの一つ。同社のフィギュアやプラモデルの新作展示に加え、来場者プレゼントも実施する予定としている。
■パーク24 <4666> 1,829円 (+92円、+5.3%)
パーク24 <4666> [東証P]が続急伸。前週末15日の取引終了後に発表した6月度のグループ月次速報で、タイムズパーキング売上高が前年同月比8.7%増となり、3ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。交通量が回復傾向にあることに加えて、1台当たりの利用料が改善したことが寄与した。また、レンタカーとカーシェア双方のメリットを取り入れた「タイムズカー」の車両合計数は5万2576台、会員数は190万4000人だった。
■メタリアル <6182> 1,113円 (+53円、+5.0%)
メタリアル <6182> [東証G]が続急伸。人工知能(AI)を活用した自動翻訳 サービス・ソフトの提供を行っているが、主力の自動翻訳事業が好調で収益を押し上げ効果をもたらし、メタバース関連事業などの先行投資負担を吸収している。同社が前週末15日取引終了後に発表した22年3-5月期決算は、営業利益が前年同期比2.7倍の10億400万円と急拡大、これが好感される形で投資資金の流入を誘った。
■イオンファン <4343> 3,035円 (+139円、+4.8%)
イオンファンタジー <4343> [東証P]が大幅高で6日続伸。前週末15日の取引終了後に発表した6月度の国内既存店売上高が前年同月比26.6%増となり、大幅な増収基調が続いたことが好感された。プライズ部門で「おさるのジョージ」とコラボレーションした限定景品やポケモン、豆しばといった景品が売り上げを牽引したほか、カプセルトイ部門が売り上げを大きく伸長させたことも寄与した。
■エムビーエス <1401> 520円 (+20円、+4.0%)
エムビーエス <1401> [東証G]が大幅反発。15日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を10万株(発行済み株数の1.31%)、または1億円としており、取得期間は22年7月19日から23年5月20日まで。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を行うことが目的という。
■ALBERT <3906> 4,450円 (+170円、+4.0%)
ALBERT <3906> [東証G]が大幅反発。15日の取引終了後、東京電力ホールディングス <9501> [東証P]傘下の東京電力フュエル&パワーと中部電力 <9502> [東証P]が出資する発電会社であるJERA(東京都中央区)の収支管理システム開発を支援したと発表しており、これが好感された。同システムは燃料調達から電力・ガス販売にいたるバリューチェーン全体の複雑なプロセスを可視化するもの。これにより、市場価格や需要の変動などの外部環境の変化が収支に与える影響を捉えることが可能となり、要因分析などとあわせて活用することで、迅速かつ適切な意思決定を支援するとしている。
■郵船 <9101> 9,860円 (+330円、+3.5%)
日本郵船 <9101> [東証P]が大幅高で4日続伸。そのほか、川崎汽船 <9107> [東証P]など大手海運株が買いを集めた。ここ世界景気の後退懸念を背景に海運セクターにも逆風が意識されていたが、目先売り一巡感から買い戻す動きがみられる。 海運株下落の背景には先進国経済の消費減速を背景としたコンテナ船市況の軟化のほか、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が5月下旬以降、急速に水準を切り下げていたことが警戒材料となっていた。しかし、バルチック指数は目先底入れの兆しをみせ、前週末は140ポイントの上昇で2150まで水準を切り上げた。これが足もとの海運株には追い風となっている。また、外国為替市場でドル高・円安が進むなか、運賃ドル建て決済の海運株にはプラスの思惑として作用した。
■いい生活 <3796> 360円 (+12円、+3.5%)
いい生活 <3796> [東証S]が大幅反発。19日午前10時ごろ、不動産管理サービスを提供するRsmile(東京都中央区)と業務提携を締結したと発表しており、これが好材料視された。Rsmileは、不動産管理業務における受発注を含む工程管理から作業員手配までをワンストップで行う「COSOJI」を提供しており、今回の提携により両社は利用企業の更なる拡大を見込めるほか、それぞれが提供しているサービスのノウハウを掛け合わせることで、不動産管理会社が抱える業務効率化や営業力強化といった課題の解消に貢献するという。
■ゲンダイ <2411> 355円 (+9円、+2.6%)
ゲンダイエージェンシー <2411> [東証S]が7日続伸。15日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高18億8400万円(前年同期比7.8%増)、営業利益1億700万円(同4.3倍)、純利益9800万円(前年同期600万円)と大幅増益となったことが好感された。主力の広告事業で、パチンコホール分野の取扱高は伸び悩んだものの、パチンコホール以外ではフィットネス施設などの需要が回復傾向にあり堅調に推移した。また、紙媒体から利益率の高いインターネット広告へのシフトが進んだことも寄与した。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高80億円(前期比7.7%増)、営業利益4億円(同34.8%増)、純利益3億2000万円(同29.3%増)の従来見通しを据え置いている。
■ブラス <2424> 870円 (+22円、+2.6%)
ブラス <2424> [東証P]が反発。前週末15日の取引終了後、未定としていた22年7月期の期末配当予想について4円を実施すると発表したことが好感された。なお、19年7月期以来3期ぶりの復配となる予定だ。同時に、株主優待制度を拡充すると発表しており、これも好材料視された。現行制度では、毎年7月末時点で継続保有期間が半年以上で100株以上を保有する株主に対して一律で同社店舗で利用できる披露宴割引券10万円分、更に200株以上を保有する株主にクオカード1000円分を贈呈していたが、22年7月末時点の株主から保有株数「1000株以上」の区分を新設し従来の優待内容に加えて自社菓子3000円相当分を贈呈するなど拡充したとしている。
■住友鉱 <5713> 4,009円 (+88円、+2.2%)
住友金属鉱山 <5713> [東証P]が反発、4000円大台を回復した。ここ非鉄市況の下落を背景に株価は約1ヵ月にわたり下値模索の動きを示していた。しかし、時価4000円近辺は押し目買いの動きが活発で下値抵抗力を発揮している。非鉄市況では下げが顕著だったLME銅相場が週明け18日に急反発し、下げ止まりの兆しをみせていることが、銅市況と価格連動性の高い同社株にプラスに働いたようだ。PERやPBRなど株価指標面で割安圏にあり、配当利回りも高いことからインカム狙いの買いも誘った。
■グリー <3632> 824円 (+16円、+2.0%)
グリー <3632> [東証P]が反発。15日の取引終了後、新たに設立した100%子会社DADANを通じてマンガ事業に参入すると発表しており、これが好感された。DADANは、マンガ事業を推進する目的で7月15日に設立。グリーグループで培った経験を生かして、マンガプラットフォーム事業やマンガ制作スタジオ事業を推進する予定で、総合マンガプラットフォームサービスを展開するとともに、縦読みマンガを主軸として企画・制作を行うとしている。
※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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