決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … ＥＲＩＨＤ、井筒屋、ＷＡＣＵＬ (7月12日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の7月11日から12日の決算発表を経て13日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ＥＲＩＨＤ <6083>
　22年5月期の連結経常利益は前の期比4.2倍の19.8億円に拡大したが、23年5月期は前期比15.3％減の16.8億円に減る見通しとなった。

▲No.2　ＷＡＣＵＬ <4173>
　23年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比62.7％減の2500万円に大きく落ち込み、通期計画の1億7700万円に対する進捗率は14.1％にとどまり、さらに前年同期の36.4％も下回った。

▲No.4　オリンピック <8289>
　23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比86.1％減の1.4億円に大きく落ち込み、3-8月期(上期)計画の12億円に対する進捗率は11.7％にとどまり、5年平均の61.6％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6083> ＥＲＩＨＤ 　　東Ｓ 　 -16.97 　　7/12　本決算　　　-15.31
<4173> ＷＡＣＵＬ 　　東Ｇ 　 -12.57 　　7/12　　　1Q　　　-62.69
<8260> 井筒屋 　　　　東Ｓ　　 -4.61 　　7/12　　　1Q　　　110.92
<8289> オリンピック 　東Ｓ　　 -3.44 　　7/12　　　1Q　　　-86.14
<1376> カネコ種 　　　東Ｓ　　 -3.39 　　7/12　本決算　　　　2.15

<8166> タカキュー 　　東Ｓ　　 -3.37 　　7/12　　　1Q　　　　赤縮
<6159> ミクロン 　　　東Ｓ　　 -2.55 　　7/12　　　3Q　　　124.59
<8244> 近鉄百 　　　　東Ｓ　　 -1.93 　　7/12　　　1Q　　　　赤縮
<9275> ナルミヤ 　　　東Ｓ　　 -0.68 　　7/12　　　1Q　　　 40.77
<4760> ＡＬＰＨＡ 　　東Ｓ　　 -0.62 　　7/12　　　3Q　　　　赤転

<4645> 市進ＨＤ 　　　東Ｓ　　 -0.46 　　7/12　　　1Q　　　　赤拡
<6496> 中北製 　　　　東Ｓ　　 -0.24 　　7/12　本決算　　　-28.22

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした13日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース