大伸化学、今期経常を一転11％増益に上方修正

　大伸化学 <4629> [ＪＱ] が10月23日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の12億円→17.4億円(前期は15.7億円)に45.3％上方修正し、一転して10.6％増益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の経常利益も従来予想の6.2億円→11.6億円(前年同期は8.6億円)に87.0％上方修正し、一転して34.7％増益を見込み、一気に4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期累計期間の業績につきましては、売上高は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、エタノール関連製品の出荷は増加いたしましたが、自動車関係等の製品出荷数量が回復しつつあるものの前年に比べて減少したことに加えて、国内の原油・ナフサ市況が前年に比べて低水準で推移したことにより販売単価が下降したため、前回発表時（2020年5月14日）より予想を下回る見通しとなりました。　利益面につきましては、一部の原料が前年に比べて低水準で推移したことや、原料市況に対応した効率的な原材料購入を引き続き推進した結果、営業利益、経常利益、四半期純利益ともに当初業績予想を上回る見通しとなったことから、前回公表した業績予想を上記のとおり修正するものであります。　なお、通期の業績につきましても、今後の先行き不透明な原油・ナフサ市況ならびに不安定な世界経済情勢を勘案し、当第２四半期累計期間の業績予想修正を踏まえて、通期業績予想を修正することといたします。※ 上記の業績予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって本資料の予想数値と異なる可能性があります。