1. アルフレッサとの業務提携契約
2024年6月に国内医薬品卸のトップであるアルフレッサと、同社が取り扱う製品等の流通及び販売に関する業務提携基本契約並びに総額16億円の普通社債(第1回、第2回)買取契約を締結した。
業務提携の具体的な内容は、以下の3つとなる。
1) HLCM051を含む同社パイプライン製品の国内における独占的卸販売権及び同パイプラインにかかる治験薬の国内における独占的な輸送・配送にかかる権利
2) HLCM051の培養上清液及び同上清液を原材料とする製品の事業化並びに本製品の国内における総販売代理店または独占販売の権利
3) 自動冷凍解凍在庫管理システムSIFUの国内における事業化及び国内における同製品の独占販売の権利
なお、業務の詳細については今後の協議により、個別に契約締結することにしている。今回の業務提携によって、国内で事業を拡大していくうえでの物流面の問題が解消される。
2. アステラス製薬子会社とのライセンス契約締結
2024年6月にアステラス製薬の米国子会社で再生医療分野の研究を行うAstellas Institute for Regenerative Medicine(以下、AIRM)との間で、同社が理化学研究所及び大阪大学と共有するiPSC由来のRPE細胞※に関する製造法並びに、大阪大学と共有するRPE細胞の純化法に関する特許を、日本以外の全世界で非独占的に許諾するライセンス契約を締結した。契約一時金として3百万米ドルを2024年7月に受領したほか、本特許を用いてAIRMが開発及び製造した製品が米国において製造販売承認を受けた時点で、マイルストーンの対価として最大8百万米ドルを受領する可能性がある。
※ 神経網膜層の外側にある網膜色素上皮を形成する細胞。光の受容体である視細胞に接し、その機能維持・保護のための生理的機能を有する。RPE細胞が欠損すると再生せず、視機能が永続的に障害されることになる。加齢黄斑変性等の治療法として、iPSC由来のRPE細胞移植の研究が注目されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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