当期の経営成績について、現在、トレアキシン(R)点滴静注液100mg/4mL[RTD(Ready-To-Dilute)製剤]に関する市場環境については、コロナやインフルエンザ等感染症の流行により、ベンダムスチン治療中または治療後に感染が持続・重症化する可能性が懸念されているためベンダムスチンの処方が控えられる傾向があり、ベンダムスチン全体の市場規模にマイナスの影響を与えており、特に期の後半に影響が大きくなった。加えて、後発品への切替が徐々に進んでいる状況となっている。これらのことから、売上高は減収となった。販売費及び一般管理費は、研究開発費が33.79億円(前期比28.1%増)と大きく増加したが、その他の販売費及び一般管理費を大きく削減し、販売費及び一般管理費合計では57.50億円と、前期比10.1%の増加に留まった。営業損失・経常損失・親会社株主に帰属する当期純損失の赤字は増加したが、2024年5月7日に開示した修正通期業績予想と大きな乖離はなかった。
パイプラインの抗ウイルス薬SyB V-1901(一般名:brincidofovir<ブリンシドフォビル>「BCV」)について、BCVの注射剤(SyB V-1901、以下IV BCV)の事業展開は、二本鎖DNAウイルス(dsDNAウイルス)に対し広範な活性を有することから、国内及び海外の専門領域の有力な研究施設と共同研究を進めている。造血幹細胞移植後や臓器移植後などの免疫不全状態にある患者のアデノウイルス(AdV)感染及び感染症の治療を対象に、IV BCVのグローバル開発を優先的に進めることを決定し、2021年3月に、主に小児対象(成人も含む)のアデノウイルス感染及び感染症を対象とする第IIa相臨床試験を開始するため、米国食品医薬品局(FDA)に治験許可申請(Investigational New Drug(IND)Application)を行った。2023年5月、本試験において、IV BCVの抗アデノウイルス活性を認め、ヒトPOC(Proof of Concept)を確立し、2024年上半期に、第IIa相臨床試験は完了した。造血幹細胞移植後のサイトメガロウイルス感染症患者を対象とした米国における第IIa相臨床試験は、2024年5月に開始した。BCVは高い抗ウイルス作用に加え、抗腫瘍効果も確認されており、シンガポール国立がんセンター(NCCS: National Cancer Centre Singapore)やカリフォルニア大学サンフランシスコ校脳神経外科脳腫瘍センターとの共同研究等を通じて、EBウイルス陽性リンパ腫、難治性脳腫瘍等、がん領域における新規適応症の探索も行っている。2024年8月には、がん領域におけるIV BCVのFIH(First in Human)試験として、悪性リンパ腫患者を対象とした国際共同第Ib相臨床試験を日本とシンガポールで開始した。本試験はBCVのがん領域におけるヒトPOCを確立することを目的としている。
2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比24.3%減の18.58億円、営業損失が42.63億円、経常損失が43.47億円、親会社に帰属する当期純損失が44.68億円を見込んでいる。 <ST>
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