ラクオリア創薬がアミド誘導体の中国における特許査定を取得

　ラクオリア創薬<4579.T>がこの日の取引終了後、同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうちの一つアミド誘導体について、中国における特許査定を受領したと発表した。

　同社が創出したナトリウムチャネル遮断薬は、テトロドトキシン感受性（ＴＴＸ－Ｓ）ナトリウムチャネルに対して特異的に作用し、複数の疼痛モデル動物において、高い有効性を示すことが確認されている。また、同化合物は心臓で重要な働きをするテトロドトキシン抵抗性（ＴＴＸ－Ｒ）ナトリウムチャネルに対して良好な選択性を示すことから、副作用の少ない画期的新薬として、さまざまな疼痛状態に対する未充足の医療ニーズに応えることが期待されているという。

　なお、今回特許査定を受けたアミド誘導体は、１１日に開示した「選択的ナトリウムチャネル遮断薬（ピロロピリジノン誘導体）の欧州における特許査定のお知らせ」とは異なる、新しいシリーズの誘導体であるとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）