東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が950を超え、全体の6割を占めた。セクター別では、電気機器、非鉄金属、鉱業、ガラス土石など19業種が上昇。一方、医薬品、精密機器、石油石炭、水産農林など14業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、TDK<6762>が堅調だった半面、中外薬<4519>、テルモ<4543>、塩野義<4507>、大塚HD<4578>が軟化した。
前日の米国市場は主要株価指数が上昇。米連邦準備理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)では雇用情勢の鈍化が報告され、これが市場の利下げ期待を後押しした。東京市場でも半導体や人工知能(AI)関連株などを中心に値を上げる銘柄増え、日経平均の上げ幅は一時700円を超えた。
日銀の野口旭審議委員が今後の利上げについて、「2%の物価目標の実現見通しに併せて段階的に行う必要がある」となど述べ、12月の利上げへの地ならし的な発言が警戒されていたものの、ハト派寄りの発言で過度な懸念が緩和したことも投資家心理の好転につながったようだ。
日経平均は節目の5万円台を回復して終え、25日移動平均線(50190円)水準を捉えてきた。また、TOPIXが一時史上最高値を上回る場面もみられた。TOPIX対比での日経平均の出遅れも意識される展開となりそうで、ハイテク株の出直りが強まるかが注目されそうだ。ただ、27日の米国市場は休場となり商いは細ってくることで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの動向に振らされやすくなりそうだ。
<CS>
この銘柄の最新ニュース
大塚HDのニュース一覧- 個人投資家・有限亭玉介:話題株の中からさらに選りすぐり_地合い変化の最中で強い株に注目【FISCOソーシャルレポーター】 2025/12/06
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に3日続伸、ソフトバンクGやファーストリテが2銘柄で約428円分押上 2025/12/04
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅続伸、アドバンテストやソフトバンクGが2銘柄で約481円分押し上げ 2025/12/03
- 前場に注目すべき3つのポイント~押し目待ち狙いの買い意欲は強そう~ 2025/12/03
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は小幅反発、ファーストリテやファナックが2銘柄で約135円分押し上げ 2025/12/02
マーケットニュース
- 明日の株式相場に向けて=苛烈なSQバトル映すアドテストとSBG (12/09)
- 東京株式(大引け)=73円高、米半導体株高に追随し続伸も上値は重い展開 (12/09)
- 9日香港・ハンセン指数=終値25434.23(-331.13) (12/09)
- 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみも上値の重さを意識 (12/09)
おすすめ条件でスクリーニング
大塚ホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
大塚ホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。