創薬事業の売上高は0.50億円(前年度は売上計上なし)、営業損失は12.61億円(前年度は8.41億円の損失)だった。第1四半期に、大日本住友製薬<4506>と精神神経疾患領域の治療薬の共同研究契約を締結し、契約一時金を売上高に計上した。
創薬支援事業の売上高は前年同期比7.2%増の7.04億円、営業利益は同17.7%減の1.17億円となった。キナーゼタンパク質の販売、アッセイ開発、プロファイリング・スクリーニングサービス及びセルベースアッセイサービスの提供を行った。売上高の内訳は。国内が同18.1%減の2.88億円、北米地域は同18.5%増の2.49億円、欧州地域は同44.9%増の0.94億円、その他地域は同146.5%増の0.71億円となった。国内の売上高減少は、主に小野薬品工業<4528>向けの売上減少によるもの。北米地域は、主にプロファイリング・スクリーニングサービスの売上高が増加したこと、欧州での大幅な増加はキナーゼタンパク質製品販売増加、その他地域での著しい増加は中国での創薬ビジネスの成長により、キナーゼタンパク質製品の需要が高まっていることによる。営業利益の減少は売上高が増加した一方で、積極的な新製品開発のための研究開発費が増加したことによる。
2019年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比64.3%増の12.40億円、営業損失が16.58億円、経常損失が16.71億円、親会社株主に帰属する当期純損失が16.93億円を見込んでいる。
<SF>
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