扶桑薬が３日ぶり大幅反落、東レが知財訴訟で請求拡張を申立て◇
扶桑薬品工業<4538.T>が３日ぶりに大幅反落した。２７日の取引終了後、経口そう痒症改善剤を巡り東レ<3402.T>が提起していた特許権侵害差止等請求訴訟に関し、損害賠償請求額を拡張するための変更申立書が提出されたと発表。知的財産高等裁判所へ控訴した東レは今回、請求金額について遅延損害金を除いてこれまでの４０００万円から８２億２４００万円に大幅に増額したという。今後の収益面での影響を懸念した売りが出たようだ。扶桑薬は請求金額は明らかに過大であり、認容されることはないとの考えを示したうえで、製品の製造販売への影響には何ら問題はなく、引き続き安定供給に努めていくとしている。
（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所：MINKABU PRESS
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