<動意株・24日>(前引け)=仁丹、若築建、大平金
若築建設<1888.T>=反発。海上土木で豊富な実績を擁し、好調な受注環境のなかで採算を重視した案件確保が功を奏している。14年3月期経常利益は19億円見通しと期初予想を大幅に増額、前期比68%増益となる高変化が光る。「今3月期第3四半期までの受注高が580億円強と前年同期比37%増の高い伸びをみせているほか、繰越高もほぼ同レベルの550億円強を確保、超過金額の大きさが来期業績の伸びにも反映される」(業界アナリスト)状況にある。漁港復旧工事の本格化が高水準となっているほか、羽田空港のハブ化構想など中期的にも同社の活躍余地は大きい。
大平洋金属<5541.T>=堅調。新日鉄住金系のフェロニッケル精錬の最大手だが、ニッケル市況の回復が顕著で株価浮上の足場となっている状況。ニッケル価格は、主要輸出元であるインドネシアが1月から供給を停止、ウクライナ情勢の緊迫化を背景とするロシアからの供給停滞思惑もあって3月に入り上げ足を一段と強め、19日には約1年ぶりの高値水準に達している。同社株は過去に投機資金の攻勢で大相場を形成した実績もあり、ニッケル市況の上昇が短期資金の食指を動かす契機となっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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