■注目銘柄:【買い】武田薬品工業㈱(4502)
1925年設立、本社所在地は大阪府大阪市。
■注目理由
10月28日に決算を発表。
平成29年3月期第2四半期(平成28年4月1日-平成28年9月30日)の業績は、売上高△5.9%と減収ながら四半期利益は+124.4%となり好調だ。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の売上営業利益率は前年同期の13.3%→2.2%に急低下している。
チャートを見ると、28日の決算発表以降に大幅下落。
3日には同社子会社であり試薬で国内最大手である和光純薬工業(大阪市)の売却を進めていることが明らかになった。
武田薬品はがんなどの新薬開発に経営資源を集中させるため売却を検討しているとのことで、すでに売却に向けた入札を行っており、富士フイルムホールディングスが有力な買い手となっている。
(出典:2016年11月3日 朝日新聞DIGITAL)
4日の株価は移動平均から大きく離れ乖離率が大幅にマイナスとなったことから間もなくリバウンドするだろう。
11月2日終値時点でPBRは1.98倍となっており、過去の株価および業種平均と比べて割安感がある。
また、配当利回りが3.91%と日本株平均と比べても高いことからも、割安感があると言えるだろう。
11月の投資を考える上で、同社に注目してみてはいかがだろうか。