シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、先物主導によるインデックス売りによって、ギャップスタートとなりそうだ。全米各地でウイルス感染者数が連日急増していることは既に伝えられていることもであり、東京都でも感染者数が増加している状況が伝えらえていたことから、改めて売り込む流れにはならないだろう。そもそも積極的なポジションは取りづらい需給状況であり、薄商いの中でのインデックス売りの影響は大きいだろうが、売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。
日経平均は25日線や節目の22000円辺りが意識されるが、引けの段階でこれらを上回っていれば、同水準が支持線としての意識に向かわせよう。そのほか、物色面においては、昨日IPOした3社の動向が注目されそうである。フィーチャ<4052>、コパ・コーポレーション<7689>が買い気配のまま初値がつかず、ロコガイド<4497>については公開価格の2.3倍で寄り付いた後、ストップ高で終える人気ぶりであった。最高の需給環境の中でのIPOとなったことで、動向が注目される。
また、コロナ感染第2波への警戒が高まっており、再びバイオ株のほか、テレワークなどの関連銘柄への物色が強まる可能性がありそうだ。インデックスに絡んだ商いで主力銘柄は手掛けづらくなる中、新興市場の中小型株が逆行高の動きをみせてくることができれば、今主体の中小型株物色の流れが一段と強まる可能性がありそうだ。
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