ファインケミカル事業の売上高は前期比5.9%減の136.52億円、営業利益は同4.6%減の18.37億円となった。一般消費者向け販売やTPMSの企画開発販売においてトラック・バス向けTPMSの出荷が好調に推移したものの、業務用製品販売の低調や海外向け販売でロシア向け他社製品の仲介取引から撤退したことによる販売減少をカバーするには至らず、減収となった。また、営業利益は販売ミックスの変化などが利益率改善に寄与したものの、運賃の高騰や基幹システムへの投資に伴う費用が発生したことで減益となった。
ポーラスマテリアル事業の売上高は同9.5%増の90.94億円、営業利益は同54.8%増の16.77億円となった。産業資材部門全体では、医療向け販売の落ち込みを国内及び海外での半導体やHDD向け販売がカバーしたことで前期を上回った。一方、生活資材部門は前期を下回った。営業利益は半導体向け製品などの利益率が比較的高い製品の出荷好調により一定の利益を確保できたことや、一過性の原価低減等があったことにより増益となった。
サービス事業の売上高は、生活用品企画販売事業の落ち込みを自動車整備・鈑金事業や自動車教習事業がカバーしたことにより、同3.7%増の57.21億円、営業利益は同49.4%増の2.73億円となった。
不動産関連事業の売上高は同17.4%減の12.74億円、営業利益は同37.8%減の2.33億円となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.9%増の303.00億円、営業利益が同10.0%減の36.30億円、経常利益が同9.7%減の38.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.5%減の25.20億円を見込んでいる。
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