大引けの日経平均は前日比379.30円高の26871.27円となった。東証プライムの売買高は11億957万株、売買代金は2兆6990億円だった。セクターでは海運業、鉱業、機械などが上昇。一方、不動産業、ゴム製品、陸運業が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は25%となった。
個別では、信越化<4063>、ファナック<6954>、三菱重<7011>が大幅高。商船三井<9104>や川崎汽船<9107>の海運株、INPEX<1605>や住友鉱<5713>などの資源・エネルギー関連株、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>のハイテク・半導体関連株も大きく上昇。エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>などグロース(成長)株も全般強い動きとなった。また、管内で需給逼迫注意報が発令されスポット価格上昇が期待された東電力HD<9501>も上げ、厚労省が副業解禁を促す動きが伝えられたことを手掛かりにみらいワークス<6563>やランサーズ<4484>なども買われた。個別の材料では、自社株買いを発表した一工薬<4461>、上場2社との資本業務提携を発表したGameWith<6552>、「ブレクスピプラゾール」フェーズ3試験で有効性が確認された大塚HD<4578>、5月売上高が3カ月ぶりプラス転換したミスミG<9962>などが買われ、コールセンター事業会社を子会社化すると発表したラストワンマイル<9252>も買いを集めた。
一方、三井不<8801>や菱地所<8802>などの不動産株や、KDDI<9433>などの通信株、西武HD<9024>などの電鉄株が冴えない動きだった。また、先週末急騰の反動からレノバ
<9519>が安くなり、23年3月期営業利益は前期比43.3%減予想と発表したグロームHD<8938>が下げた。 <FA>
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