ＰＢシステム、今期経常を13％下方修正

　ピー・ビーシステムズ <4447> [福証Ｑ] が9月29日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億6300万円→2億2900万円(前期は2億1900万円)に12.9％下方修正し、増益率が20.1％増→4.6％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の経常利益も従来予想の1億6700万円→1億3300万円(前年同期は8500万円)に20.4％減額し、増益率が96.5％増→56.5％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高について、当社の主力事業であるセキュアクラウドシステム事業は世界的な半導体不足によるハードウェアの納期長期化により、ハードウェア販売と付随するシステム構築等の売上が伸び悩みました。その売上減少幅はSaaS事業者向けの高付加価値なクラウド関連のソフトウェア（Citrix社製品等）販売の増加やレジリエンス案件の取り込み等により補いましたが、全額はカバーできず、当初計画を下回る見込みとなりました。　エモーショナルシステム事業については新型コロナウィルス感染症拡大による国内経済への影響が当社の予想を超えて長期化したため、当初計画した4DOH本体販売による売上がいずれも実現しない見込みとなりました。　これらの結果、全社の売上高は予想値を下回る見込みとなりました。　営業利益について、セキュアクラウドシステム事業においては付加価値の高いクラウド関連のソフトウェア（Citrix社製品等）の販売が増加したこと等により計画を超える過去最高益を見込む一方、エモーショナルシステム事業は赤字を解消できず、全社の営業利益は予想値を下回る見込みとなりました。　以上の主な理由により、経常利益及び当期純利益についても予想値を下回る見込みとなりました。※上記の業績予想については、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。