■WHDC <3823> 82円 (+30円、+57.7%) ストップ高
THE WHY HOW DO COMPANY <3823> [東証S]がストップ高。同社は20日取引終了後、子会社のOne’s Roomが新コミュニティプラットフォーム「ONE’S ROOM(ワンズルーム)」のサービスを開始したと発表。ワンズルームは、アプリを通じて現実世界と仮想世界を融合させた新しいエンターテインメントが体験できるサービス。第1弾として、小室哲哉氏のプライベートスタジオ(ROOM)を忠実に再現し、アバターを操作して自由に歩き回ることができるという。
■スポーツF <7080> 1,705円 (+292円、+20.7%)
スポーツフィールド <7080> [東証G]が急反騰。20日の取引終了後、23年12月期に初配当として30円を実施する方針を発表。これをポジティブ視した買いが先行したようだ。同社はあわせて、配当方針の変更も公表した。今後は配当性向20%を基準として継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針とする。
■T&S <4055> 3,035円 (+501円、+19.8%) ストップ高
ティアンドエス <4055> [東証G]がストップ高。同社は20日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)向けに、自社が持つ人工知能(AI)関連技術を利用したソリューションを提供することが決まったと発表しており、これが材料視されたようだ。なお、この件に関する詳細については非開示。会社側では、今期業績への影響はないものの、来期の業績予想には織り込む予定だとしている。
■バードマン <7063> 968円 (+150円、+18.3%) ストップ高
Birdman <7063> [東証G]がストップ高。20日の取引終了後、2024年1月2日にバンテリンドームナゴヤで開催する「K-Pop Masterz×KROSS vol.3」の第1弾アーティストラインアップを発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。第1弾として発表されたのは、韓国の実力派俳優パク・ソジュンと大型新人ガールズグループ「aespa(エスパ)」、6人組ボーイグループ「BOYNEXTDOOR」。残り2組は準備が整い次第、公表するとしている。公演は中部日本放送 <9402> [名証P]傘下のCBCテレビなどと共催する。
■ジーデップ <5885> 9,190円 (+1,210円、+15.2%)
ジーデップ・アドバンス <5885> [東証S]が続急騰。20日の取引終了後、エヌビディア
■GENDA <9166> 2,457円 (+296円、+13.7%) 一時ストップ高
GENDA <9166> [東証G]が続急騰、一時ストップ高となった。20日の取引終了後に24年1月期業績予想の上方修正に加え、映画配給会社ギャガ(東京都港区)の買収などを発表。これらを好感した買いが膨らんだ。今期上方修正では、売上高を475億円から530億円(前期比15.0%増)へ、営業利益を43億円から50億円(同17.8%増)へ引き上げた。足もとの好調な業績動向を踏まえた。買収については、ギャガの発行済み株式78.05%を取得して子会社化する。取得価額は非開示としたが、直前事業年度の末日における連結純資産額の15%を下回る金額という。取引実行日は11月30日の予定。あわせて、ポップコーンの企画製造販売を手掛ける日本ポップコーン(東京都目黒区)の完全親会社を子会社化すると発表。更に、東北地方でアミューズメント施設「スーパーノバ」を運営するワイ・ケーコーポレーション(福島県会津若松市)から、会社分割(吸収分割)の方法で同施設の運営を事業承継することも明らかにした。
■バイセル <7685> 2,620円 (+306円、+13.2%)
BuySell Technologies <7685> [東証G]が5日ぶり急反騰。同社は21日、アース製薬 <4985> [東証P]とリユース品に残る生活臭やタバコ臭などをにおいの元から消臭する業界初の取り組みを開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。これは、革新的な酸化制御技術「MA-T」を用いて行うもの。この取り組みにより、においが原因で一般の顧客に流通していなかった商品も販売可能な状態に消臭・除菌することで、より多くのリユース品の流通が可能になるとしている。
■オーケストラ <6533> 1,050円 (+110円、+11.7%)
東証プライムの上昇率トップ。Orchestra Holdings <6533> [東証P]が3日続急騰。20日の取引終了後、子会社のワン・オー・ワンが提供するスキルマネジメントシステム「スキルナビ」について、人材のスキル管理システムに関する特許権を取得したと発表。これが株価の支援材料となったようだ。登録日は11月8日。同システムでは、独自のデータベース構造とメタデータ管理スキームを用いた特許技術により、スキル・タスク構造を無限に追加することが可能であり、データを自由自在に掛け合わせた分析やシステム要件の変更に柔軟に対応することができるという。
■スノーピーク <7816> 1,111円 (+108円、+10.8%)
東証プライムの上昇率2位。スノーピーク <7816> [東証P]が3日続急騰。21日、佐賀県が進める県立吉野ヶ里歴史公園官民連携推進事業の民間事業者として選定され、基本協定を締結したと発表した。同歴史公園で直営キャンプフィールドを含む体験型複合リゾートを2025年に開業する計画。中期的な収益貢献を期待した買いを集める材料となったようだ。吉野ケ里遺跡の保存と国内外への情報発信を目的に作られた同公園は、弥生時代を体感できる観光スポットとなっているという。スノーピークはキャンプフィールドとともに、テントなどのキャンプギアからアパレルまで取りそろえた直営ストアや、飲食・宿泊施設なども設置する予定。更なる魅力向上に寄与していくとしている。
■シャープ <6753> 1,127.5円 (+98円、+9.5%)
東証プライムの上昇率4位。シャープ <6753> [東証P]が3日続急伸。2月7日高値(1093円)を上回り、約9ヵ月ぶりに年初来高値を更新した。シャープの呉柏勲社長が従業員向けのメッセージで新たな中期経営計画を来年発表すると表明したことを、複数のメディアが20日報じた。報道によると、メッセージ内では親会社の台湾・鴻海精密工業との連携強化の可能性が示唆されたという。新中計に対する期待感の高まりから買われた。
■Vテク <7717> 2,400円 (+182円、+8.2%)
東証プライムの上昇率7位。ブイ・テクノロジー <7717> [東証P]が4日ぶり急反発。前週13日にマドを開けて上放れ、大底圏離脱の動きを明示したが、大勢二段上げに向け投資マネーが再流入した。液晶や有機ELディスプレーの製造装置を主力に半導体製造装置にも力を入れている。足もとの業績は低調ながら半導体市況の底入れ観測が来期以降の回復に期待を持たせている。そうしたなか、20日取引終了後にフォトマスク製造装置の受注残高が約75億円と過去最高額を更新したことを発表、これを材料視する買いを引き寄せる格好となった。
■アクリート <4395> 1,154円 (+84円、+7.9%)
アクリート <4395> [東証G]が3日続急伸。スマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)の配信代行サービス最大手。認証用途の需要を追い風に22年12月期はM&A効果も発現し営業利益が2.5倍化した。今期は前期比横ばい見通しながら、進捗率から下方修正含みとみられている。ただし、株価面では業績悪を織り込む形で大底圏に位置しており下値リスクは限定的。そうしたなか、20日取引終了後、半導体や液晶などに特化したエレクトロニクス商社であるシンデン・ハイテックス <3131> [東証S]と業務提携することを発表、これに伴う業容拡大期待が株価を刺激したようだ。
■JVCケンウ <6632> 734円 (+48円、+7.0%)
東証プライムの上昇率10位。JVCケンウッド <6632> [東証P]が続急伸。同社はドライブレコーダーなどの車載向け機器や無線システム、音響機器を手掛けるメーカー。10月31日に上期決算とあわせ、今24年3月期見通しの上方修正を発表。北米市場を中心に無線システム事業が好調なことから、売上高を3500億円から3550億円(前期比5.4%増)へ、純利益を80億円から105億円(同35.3%減)へ引き上げた。あわせて、取得上限450万株(自己株式を除く発行済み株数の2.9%)、または25億円とする自社株買いの実施も発表。この発表以降、同社株は材料出尽くし感から売られる場面があったものの、売り一巡後は買い優勢の展開となり、足もと上げ足を強めた。
■バリューHR <6078> 1,483円 (+78円、+5.6%)
バリューHR <6078> [東証P]が続急伸。20日の取引終了後、大和総研(東京都江東区)と資本・業務提携契約を締結したと発表したことが好感された。今回の提携により、バリューHRの健康管理プラットフォーム「バリューカフェテリアシステム」と、大和総研の健保向け基幹業務システム「KOSMO-network21」を連動させ、健康管理データと基幹データの統合的な利用によるサービスの強化を図るのが狙い。健保業務の更なる効率化につながるほか、「データヘルス計画」を推進する健保や「コラボヘルス」の実施、「健康経営」を実践する企業に対するサービスの提供を図るとしている。また、資本面では大和総研を割当先とする第三者割当により、70万株の新株を発行する。調達資金約8億9100万円はシステム開発や人員拡充、将来的なM&Aや資本業務提携にかかる費用などに当てる方針だ。同時に、上限を60万株(発行済み株数の2.29%)、または8億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は12月7日から来年3月31日まで。
■ニトリHD <9843> 16,440円 (+825円、+5.3%)
ニトリホールディングス <9843> [東証P]が続急伸。そのほか、ワークマン <7564> [東証S]、神戸物産 <3038> [東証P]も続急伸となった。外国為替市場でドル円相場は一時1ドル=147円台までドル安・円高が進行した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクル終了観測が広がるなか、ドル売りの流れが続いたようだ。株式市場では、輸入コスト負担による業績面への悪影響が小さくなるとの思惑から、円高メリット関連と位置付けられる銘柄群を物色する姿勢が強まった。
■ISID <4812> 4,810円 (+185円、+4.0%)
電通国際情報サービス <4812> [東証P]が4日ぶり大幅反発。21日午前10時ごろ、日産自動車 <7201> [東証P]に対して、トレジャーデータ(東京都千代田区)の顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」を活用したマーケティングDX基盤を構築したと発表しており、好材料視された。日産自では、これまで部門やチャネルごとにマーケティング施策を行っていたが、近年ブランド全体として一貫したコミュニケーションを行い、より優れた顧客体験を提供する活動に取り組んでいるという。今回の「Treasure Data CDP」を活用したマーケティングDX基盤構築により、日産自は部門横断で統合された顧客データ基盤をベースに、購入前から購入後まで顧客の購買ライフサイクルを通じて一貫したワン・トゥー・ワンの顧客体験の提供を目指すとしている。
■アドテスト <6857> 4,777円 (+133円、+2.9%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が反発。現地時間21日に米画像処理半導体大手エヌビディア
■スパークス <8739> 1,474円 (+36円、+2.5%)
スパークス・グループ <8739> [東証P]が反発。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を33万株(発行済み株数の0.79%)、または5億円としており、取得期間は11月21日から来年3月31日まで。株主還元の充実を図るとともに、資本効率の向上及び経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。
■MTI <9438> 589円 (+13円、+2.3%)
エムティーアイ <9438> [東証P]が反発。21日午後1時ごろ、内閣府が主導する「研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)」において、気象庁気象研究所の委託先として採択されたと発表しており、好材料視された。MTIは、ゲリラ豪雨検知アプリ「3D雨雲ウォッチ」や航空気象システム「ARVI」などの気象情報サービスを提供し、利用者が直感的に危険を察知できるよう雨雲を3Dで立体的に描画する意匠権を保有していることや、これまでの取り組みで関連した開発実績があることから、今回の採択となったという。また採択に伴い、今年度は「局地的・突発的な荒天対策のためのスタートアップとの連携:AIを用いたリアルタイム防災フィールド構築」において、これまでに鉄道事業者と航空事業者を対象に開発した竜巻予測システムを活用し、一般利用者向けに竜巻進路予測も可能な気象情報提供アプリを研究開発するとしている。
■トヨカネツ <6369> 3,560円 (+75円、+2.2%)
トーヨーカネツ <6369> [東証P]が3日続伸。20日の取引終了後、AZ-COM丸和ホールディングス <9090> [東証P]が実施する株式の売り出しに際し、トヨカネツが保有するAZ丸和HD株式の一部を売却することを決めたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。売却株数は92万8400株。政策保有株式の見直しを図り、資本効率の向上につなげる。業績への影響については、売却価格の決定後、必要に応じて速やかに公表するとした。
■霞ヶ関C <3498> 7,820円 (+150円、+2.0%)
霞ヶ関キャピタル <3498> [東証P]が続伸。21日正午ごろ、SREホールディングス <2980> [東証P]と冷凍保管サービス事業に関して基本合意し、合弁会社を設立したと発表しており、好材料視された。冷凍自動倉庫などにおける保管スペースの確認・予約や入出庫・在庫管理を効率化するシステムを用いた冷凍保管サービスの提供とそれに伴うシステム開発を共同で推進するという。合弁会社「X NETWORK(クロスネットワーク)」(霞ヶ関C95%、SREHD5%)の設立を通じて霞ヶ関Cが有する物流業界に関する豊富なノウハウと、業界横断的なDX実装/推進の知見や経験を豊富に持つSREHDのデータサイエンティスト・エンジニアによるシステム開発・運用ケイパビリティを掛け合わせることで、新たな物流DXソリューションの開発を目指すという。
■オムロン <6645> 6,251円 (+111円、+1.8%)
オムロン <6645> [東証P]が続伸。21日、高速3D検査を可能とするCT型X線自動検査装置3モデルを開発したと発表。生成AIの普及を背景とした情報量の急増に伴って、回路線幅の微細化と3次元実装化が進む先端半導体の生産品質向上につながる装置とあって、今後の販売拡大と業績へのポジティブな影響を期待した買いを集めたようだ。開発した装置は生産ラインに負荷を掛けない高速検査を実現し、半導体の生産歩留まりの改善につなげる。独自のAI技術を採用し、熟練作業者による専門スキルに頼ることなく検査プログラムの作成を自動化する。2024年2月以降に順次、発売する予定。
■メック <4971> 4,105円 (+55円、+1.4%)
メック <4971> [東証P]が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は20日、同社株のレーティングの「バイ」を継続するとともに、目標株価を4800円から5200円に引き上げた。足もとのパソコンやサーバー関連向け需要はさえないが、大型化や多層化が進む半導体パッケージの需要拡大による中長期的な成長可能性に変化はないことを評価している。同社は10日に23年12月期の連結営業利益を18億円から22億5000万円に増額修正したが、同証券では、今期の同利益を23億円(前期比42.6%減)と見込み、24年12月期は36億円への増益を予想している。
■いちご <2337> 346円 (+4円、+1.2%)
いちご <2337> [東証P]が4日ぶり反発。20日の取引終了後、資産裏付型セキュリティー・トークン(ST)「いちご・レジデンス・トークン」の第3号の発行を発表。これを材料視した買いが株価の支えとなったようだ。同STは都心へのアクセス性の高い賃貸住居6物件を投資対象とし、発行価額は総額29億2500万円を予定。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]傘下の三菱UFJ信託銀行、SBIホールディングス <8473> [東証P]傘下のSBI証券との協業のもと、デジタルアセット発行・管理基盤「Progmat(プログマ)」を活用する。ST流通市場の運営を目的に設立された大阪デジタルエクスチェンジの私設取引システム(PTS)での取り扱い第1号案件となる予定。いちご・レジデンス・トークンの販売開始と組成に伴う資産譲渡により、いちごは24年2月期において89億円の売上高を計上する予定。通期の業績予想には織り込んでいるという。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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