川口化、上期経常を67％上方修正・16期ぶり最高益、通期も増額

　川口化学工業 <4361> [東証２] が5月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の連結経常利益を従来予想の1億5000万円→2億5000万円(前年同期は8300万円)に66.7％上方修正し、増益率が80.7％増→3.0倍に拡大し、16期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の2億5000万円→3億5000万円(前期は8200万円)に40.0％上方修正し、増益率が3.0倍→4.3倍に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年11月期第２四半期連結業績予想及び2021年11月期通期連結業績予想における売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益につきまして前回発表値を上回る見込みとなりましたので修正を行うものであります。　2021年11月期第２四半期連結売上高及び2021年通期連結売上高は、前年同期比それぞれ15％程度増加する見込みとなりました。主要製品であるゴム薬品部門において、自動車関連産業の半導体不足による減産影響が懸念されましたが、当第２四半期では大きな影響は無く、流通在庫を従前より手厚くする傾向が見られ順調な受注を獲得し売上増となりました。また、景気回復傾向が顕著な中国の子会社においても、当第２四半期、通期売上見込みが前年同期比大幅な増加となる見込みです。併せて、医療用ゴム用途製品における拡販は維持されるものと思われ、中間体部門やその他部門においても、医薬品用途脱水縮合剤の需要に合わせた生産体制を強化するなど、当社グループの生産活動において、効率生産、原価低減を目指した結果、予想値の修正を行うものであります。※新型コロナウイルス感染症の影響が不透明である等、上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。