「防衛」が3位にランク、防衛費増視野に「安保3文書」見直しへ<注目テーマ>
1 サイバーセキュリティ
2 人工知能
3 防衛
4 半導体
5 レアアース
6 量子コンピューター
7 カジノ関連
8 ペロブスカイト太陽電池
9 核融合発電
10 半導体製造装置
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「防衛」が3位となっている。
高市早苗自民党総裁が21日、衆参両院での首相指名選挙で第104代首相に指名され、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、高市内閣が発足した。日本の憲政史上初の女性首相の誕生となる。高市首相は同日夜の記者会見で、防衛力の強化に向けて国家安全保障戦略など「安保3文書」の見直し作業に取り掛かる方針を示した。
高市首相に関連した投資テーマには、サイバーセキュリティーや核融合発電、量子コンピューター、宇宙関連などが挙げられるが、本丸とされている「防衛」からは目を離すことはできない。27~29日にトランプ米大統領が来日する予定だ。国内メディアの報道によると28日に日米首脳会談が開かれる見通しで、その際には安全保障政策に関し意見交換する場面が出てくると想定される。かねてから米国側は日本に対して防衛費の増額を要求してきただけに、株式市場において防衛関連株への物色意欲が一段と高まることが期待されているもようだ。
22日の株式市場では、半導体関連株の売りが優勢となり全体相場の騰勢が一服した一方で、三菱重工業<7011.T>は反発している。三菱重と同じく“防衛三羽烏”に位置づけられる川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>も株価水準を切り上げている。また、「レールガン」を手掛ける日本製鋼所<5631.T>や、レーダー警戒装置を製品群に持つ東京計器<7721.T>、火薬品を取り扱うカーリット<4275.T>、機雷を供給する石川製作所<6208.T>が堅調に推移するなど、防衛関連株の一角が逆行高を演じている。
出所:MINKABU PRESS
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